病院では 最初の10日間はICUに、
次の10日間は 脳卒中の集中治療室(私が入院していた病院ではNCUと呼びます)にいました
最初のICUの時の記憶は全くありません
どんな所だったのか、今となってはすごく興味あります
ICUの看護師さん達には たいへんお世話になったのにも関わらず
…全く覚えてません
もちろん お礼も言えてません
ずーっと眠っていたから仕方ないんですけど…
NCUの時は後半くらいから
少しずつ記憶があります
でもそれは 所々で全部ではありません
その頃は 繰り返し夢を見てました
夢といっても 半分は現実だったりして…
とても不思議な時間でした
夢の中には 毎回 おかっぱ頭の
3歳くらいの女の子が出てきていました
すごく可愛い女の子です
お目目がクリクリ
私にお風呂の場所などを案内してくれたこともありました←お風呂に入りたかったんでしょうね(笑)
その女の子は
理科の実験のように
色々な物体を科学反応させて
お肉を作ってました
ネズミ？とかが 科学反応して
時間をかけて
美味しそうな燻製になるんです
そしてよく出来たら
看護師さん達にとてもほめられてました
その燻製を 私も食べてみたいなーって いっつも思っていました(笑)←実際お腹空いてたんでしょうね
その女の子の顔は
まだハッキリ覚えています
すごく真面目で
子供らしさにかけてたけど
笑うと天使のように可愛かった
後に娘の妊娠がわかり、
ひょっとして 夢の中のあの子？？？ とか思ったけど
娘のお腹の子は男の子でした
看護師さんが出てきたりしてて
夢の中の舞台は いつも病院でした
だからこれは夢ではなく、
『せん妄』というものだったのかなぁって
そんな気がしてます
病院の天井は
雲のようにモクモクしていて
顔があって
笑ったり 泣いたりしてました
そして 私の右横には
お仏壇のロウソクがありました
ロウソクをじっと見ていると
ロウソクの向こうがパァーっと光り
何かが出てきたこともありました
何かはわかりません
ただ、見てはいけない！！！と思い
目をぎゅっと閉じました
死の 予行練習？をする家族もいました
泣く真似をしているのです
ぼんやり見えた風景から
私が勝手に想像してたんでしょうね