ダメだなぁ,私…。
前回の診察から2週間後。
今度はMRIとPET CT検査です。
当日は検査の為、朝、7時半以降は何も食べられません
朝が弱い私
でも,朝ご飯は食べたい❗️って事で、7時半ギリギリに朝ご飯を食べました❗️
これが…間違いだった
いつものように、乳腺外科に行き、まずは呼吸の検査。
術中、人工呼吸器で呼吸の管理をする為、肺の大きさや空気の通り道に異常がないか検査します。
鼻をクリップで止めて、技師さんの掛け声に合わせて息を吐いたり吸ったりします。
ぷぅ〜〜〜っと、吐き切るまで息を吐くので、まあまあ大変でした
まぁ、検査してる時は何の検査やろ…?と思ってました(おそらく、説明はあった。すぐ,忘れる)
後で調べて、『そうだったのかぁ』と思った
次は,MRI。
検査前の問診票に
『暗くて狭い所は大丈夫ですか?閉所恐怖症はないですか?』
みたいな質問があって、『はい』と答えてたんだけど、彼からは
『華ちゃん、ダメやと思うよ』
と。狭い所は平気やし,大丈夫よ〜❗️と思っていました。
さぁ、検査着に着替えて、順番待ち。
その間に、検査薬を入れる為の注射。
検査室をキョロキョロ見回して、禁止事項が書かれたポスターを読んでいると、たくさんの禁止項目が…。その中に
『貴金属はついていませんか?』
ふと,足に目をやると、ネイルに飾り…。
不安になったので、技師さんに聞くと大丈夫でした。
さて、いよいよMRIの検査台へ。
MRIは仰向けに寝て撮るものとばかり思っていましたが、乳がんの場合はうつ伏せ寝で撮ります。
これが、ダメだった
ちょうど、胃の辺りに台の出っ張りが当たって圧迫される。
『うっ…朝ご飯が…』
次は
「手を上にあげて下さい」
最近、五十肩なのかそれも辛い…
そして、その体制でベルトで固定される…。
『締め付けたら胃が…』
技師さん「音が大きいので、ヘッドホンつけますね」
安室ちゃんが流れていました。
検査を始めます。の声と共に
『バチン‼️バチン‼️』
と、大きな音。私,狭い所は平気ですが、大きな音がダメでした。
何とか,安室ちゃんで気を紛らわそうとしましたが、検査は20〜30分程度。頭の中は…
『1曲、4分程度…今2曲目。後、何分…』
そればっかりもう、辛いしかない
やっと、技師さんが声をかけてくれました❗️
私『やったー❗️終わるー‼️』
技師さん「はい。じゃあ、今からお薬入れて行きますね〜。さらに大事な写真を撮りますので、動かない下さいね〜」
私『嘘やろ…チーン』
そのうち、冷や汗というか脂汗というか、ダラダラ出てきました。
『これ,今中断したら,もう一回かなぁ。MRIしなかったら検査結果ってどうなるんだろ…』
『安室ちゃん,安室ちゃん♪』
とか、どうにかこうにか、気を紛らわそうとしましたがダメでした。
技師さんが「何かあったら押して下さい」と、渡してくれたボタンを押しました。
『ブー‼️』
技師さん「どうされました?」
私「もう…無理ぃ…目が回る😵💫」
過呼吸になっていました。
すぐに固定ベルトを外してくれるのかと思いきや、
技師さん「ちょっと、お待ち下さいね❗️」
私『ベルト、外してくれぇ』
バタバタと先生やら技師さんやら4〜5人、入ってきました。どうやら、あと少しで1番必要な箇所が撮れるかどうかのところだったらしい。
私「座りたい…」
先生「大丈夫?ちょっと待ってね。汗、すごいねうん。もう、ベルト外そうか。座ろう。」
やっと、解放され、めまいも治ってきました。
私「また、1から(MRI)やり直し?」
看護師さん「😥そうですね…」
と、同時に
技師さん「大丈夫でした!撮れてました!」
私「良かった〜」
先生「ちょっと、落ち着いてきた?大丈夫だね。アナフィラキシーではなかったみたいだね。良かった。」
私「すみませぇん」
と、蚊の鳴くような声で謝りました。
技師さんや先生たちをバタバタと慌てさせ、検査を止め、自分の我慢の無さに、情けなくなりました
自分では究極まで我慢したつもりだったけど、後、ちょっと、いけたんじゃない?とも思い、自己肯定感がどんどん下がっていく私…
次はPET CTが待っています。
落ち込みながら次へ向かいます。
いよいよ、大きな病院へ
さて、病院も無事に決まり、いよいよ、大きな病院へ。
その前に、職場で知らせている3人に結果が良くなかった事を伝えました。
ただ、私自身が治る❗️と思っているし、自覚症状もないので、今まで通り動けます❗️働きます❗️と伝えました
そして、がんセンターへ初めていく日。
予約時間は14時半ですが、2時間前に来て下さい。と。
『えっ?2時間も前に行って何するの?』
と、思いながら、病院へ。
すると…まさかのまた、マンモグラフィー
後は採血、エコーと
『この間、やったじゃん』
っていう検査を、もう1回やりました
しかも、マンモグラフィーは
「あぁ、ごめん。しっかり手が映っちゃったもう1回撮らせて」
左右で何回撮ったんやろ…
やっぱり、痛かった
最初に行ったクリニックから、検査結果はがんセンターに回すから。
と,聞いていたので、がんセンターでは問診だけだと思ってたのに…。2時間前ってこういう事かぁでした。
で、肝心の問診は一瞬で終わりました
まぁ、これから色々検査してどういう治療をするのか決まるから、そんなもんか。
がんセンターの先生も看護師さんもみんな優しかったです
お会計を待ちながら、改めて病院を見渡すと、たくさんの人がいて、ここにいる人は皆んながんなんだなぁ。皆んな病気と戦っているんだなぁ。私も頑張らないとなぁ。と。
そして、次の通院では、MRIとPET CTをとる。と言われ、いよいよ、治療に向けて始まったなぁ。と、のほほんと思っていました
やっぱり、癌かぁ。からの,病院決め。
検査の結果、乳がん確定
この日は何もする気がしなかったな…
癌になっても、元気に復活してらっしゃる方がたくさんいるので、大丈夫‼️と、思いはしたけど…。
とりあえず、彼に電話で報告。
普段通りにしようと思っていましたが、やっぱりいつもと様子は違っていたようで、この日も夜ご飯を食べに連れ出してくれました
私の好きそうなお店を選んで、喜びそうなメニューを注文して、この日も、一生懸命、元気づけようとしてくれてたなぁ
この日は、帰ってから何もせず、お風呂に入ってちょっとテレビ見て、寝ました。
次の日からはやる事がいっぱいです❗️
病院を決めて、職場の人に伝えて、保険の連絡して…と、何からしたらいいの?の、状態。
病院は、2箇所で迷っていました。
5箇所紹介され、その内の2箇所はコロナ患者の受け入れで、手術数を減らしているから、なし。
もう1箇所は父がなくなる前最後に入院していた病院で、まだちょっと行くのか辛い。
(父は3年程前に亡くなりました。)
初めに行った病院の先生からは
「どこの、病院もレベルは一緒。どこに行っても大丈夫。」
と、言われていました。
なので、職場から近い病院にしようと思っていたのですが、やっぱり、独断で決めるのはちょっと不安だなぁ。と思い、以前、子宮癌の手術をしている従姉妹にどこの病院で手術を受けたか、聞いてみました。心配かけちゃうなぁ。と思いながら、連絡してみると…残念ながら、コロナで手術が出来ない病院でしたただ、心配かけるだけの結果に
結局、身近な人に聞いたり、ネットの口コミなどで調べた結果、癌の専門の病院に決めました。
ここ、私が生まれた病院なのです。
今は癌専門の病院ですが、以前は総合病院でした
。でも、生まれた後は、1度も行った事がなかったので、病院で
「ここの病院には行った事ありますか?」
と、聞かれたので
「ないです」
と、お答えしていました。
癌専門の病院に行くまでは、最初に行ったクリニックが間に入ってくれます。
その,クリニックに
「病院を決めました❗️」
と連絡してから1〜2日後…。クリニックから電話がありました。
看護師さん「病院に連絡したら、カルテが残ってる。との事なんですが…」
私「あっ…はい。そこで、生まれました。でも、それ以降、かかった記憶はないんですが…」
看護師さん「はい。それ以降の記録はありません。」
私が生まれたのは44年前。
病院は移転をし総合病院から癌専門の病院になってる。
だから、カルテはもう残ってないと思っていました。
『そんな、大昔のカルテが残ってるなんて』
不謹慎かもしれませんが、なんとなくこの病院に決めて良かったな。と、思いました