「1と9の謎?」第18話
(9条発想者根拠とは?その④)
根拠④「米国務省外交極秘資料」
館 長】 さらに昭和24年度の
「米国務省外交極秘資料」が
昭和52年4月16日に公開され、
18日の新聞紙上に紹介された。
【マッカーサーのことば】
『日本の降伏を命じたその夜に、
日本が再び軍事力を持たないことを
率直なことばで言明したのは天皇である。』
『再軍備問題を、検討するためには、
日本人自身の姿勢に留意する必要があるが、
天皇が再軍備否定を言明した』
けんたろう】 「ではなぜ今までマスコミや知識人に
それを言う人がいなかったの?」
館 長】 「一部いたんじゃが、神隠しにあったかのように
なぜか謎(なぞ)のベールに包まれてきたんじゃよ」
れいこ】 「私はまだ信じられないけど
それが本当なら衝撃的(しょうげきてき)よね!」
館 長】 「あの太平洋戦争で多くの命が
お国のために犠牲になった…
その事を誰よりもつらく、悲しみ、
あの戦争を止めようと何度思い悩み、
苦しみつづけた天皇じゃったんじゃよ。
そしてとうとうあの8月6日広島に
人類史上初めての原爆が落とされた。
9日には長崎にも…そして罪のない多くの市民が
亡くなり天皇は終戦の決断をするんじゃ、
それは厳密にいえば憲法を逸脱(いつだつ)する行為じゃった。
しかしあの時天皇以外に あの戦争を止めることの
できるものは他におらんかったのも事実じゃった。」
次回~☆
「1と9の謎?」第19話
(マッカーサーを驚愕させた会談とは?)