「1と9の謎?」第17話
(9条発想者根拠とは?その②③)
根拠② 憲法改正の指示 S21.3.5
館 長】 「また翌年の昭和21年3月5日
当時の幣原(しではら)首相(しゅしょう)を
宮中(きゅうちゅう)にお呼びになり
憲法改正の勅語(ちょくご)(命令)を指示したんじゃ」
【抜粋要約】
『平和な生活を求め文化の向上をはかり、
進んで戦争を放棄(ほうき)する決意より
政府がこの趣旨(しゅし)に則(のっと)った
憲法改正の大事業を達成せよ』
根拠③ 新憲法公布の言葉 S21.11.3
館 長】 「そして昭和21年11月3日(日)
とうとう新憲法が公布されるんじゃよ。
公布の勅語で昭和天皇はこう言っておられるんじゃ」
【抜粋要約】
『日本国民は、自ら進んで戦争を放棄(ほうき)し、
全世界に、正義と秩序を基調とする
永遠の平和が実現することを念願し ・・・省略
私は国民と共に、全力をあげ、相(あい)たずさえて、
この憲法を正く運用し、節度と責任を重んじ、
自由と平和とを愛する文化国家を
建設するように努めたいと思う』
【中国新聞 昭和21年11月4日(月) 1面記事参照】
館 長】 「平和に対する思いがあふれており
国民と共に相たずさえて、苦労を共にし、
全力で新しい日本を創るという決意が感じられる・・・。
その新憲法の制定の喜びと希望を歌によんでおられる。」
『うれしくも 国のおきての さざまりて
明けゆく空の ごとくもあるかな』
次回~☆
「1と9の謎?」第18話
(9条発想者根拠とは?その④)