「1と9の謎?」第5話(立憲君主制)
【立憲君主制とは?】
(天皇は国民の代表である国会の決議には従わなければならない)
れいこ】「でも開戦の詔書に署名、印を最後に押したのは
天皇だったじゃない。あの戦争の最高責任者だった事には間違いないわ」
けんたろう】「じゃ開戦を指示する天皇の文書を見てみよう。」
【要約】『今や、不幸にして、米英と争いを開始するにいたった。
まことにやむえない事態となった。このような事態は、私の本意ではない。』
けんたろう】「ほらここに戦争をすることは、自分の思いとは
違うって書いてあるよ」
れいこ】「どこ、あっほんと。じゃなぜ戦争を止められなかったの?」
けんたろう】「アメリカが ※ABCD包囲網っていって
石油や資源を日本に全く入れないように止めたので、
このままでは日本は滅びてしまう。
しかたなくて止むにやまれぬ戦争だったんじゃないのかな」
※ABCDとは?
A:アメリカ(Ame
B:イギリス(Bri
C:中国(China
D:オランダ(Dut
ウイキペディアはこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/ABCD%E5%8C%85%E5%9B%B2%E7%B6%B2
※下記画像を掲載したのは
皮肉や、片寄った思想からではありません。
実際に目の前におられれば、どんな人も
こういう気持ちになるのかもしれません。
それがなぜ?なのかをひもとくのが
「いっきゅう会」の役目です。
れいこ】「ん~そうともいえるわね。しかし敗戦した
ドイツのヒットラーもイタリアのムッソリーニ―も
処刑されたり国外追放になっているのに
日本の天皇だけは戦犯にもならず生き残って、
ましてやこの憲法の第1条でずっと守られているのは
不思議な気もするわね」
けんたろう】「アメリカは天皇を戦犯で処刑せよ
という声も強かったけどマッカーサーが調べた結果、
戦争犯罪になる証拠は一切見つからなかったみたいだよ。
やはり心から平和を望んでいたんだよ」
れいこ】「どうやらそうみたいね。でも人間として
倫理、道徳的責任(道義的責任)はどうしても残るよね」
けんたろう】「そういわれればそうだね・・・」
そのやりとりを見て、図書館の館長さんが・・・
館 長】「きみたちさっきから聴いてると、
憲法やら戦争責任やら難しいことを勉強してるんじゃね」
次回~☆
「昭和天皇ってどういう人だったの?」