女性用の無双黒羽織です
なかなか少なくて見かけません、男性用は、時々、見かけます

こちらは、脇あたりに、カビ、汗シミが、かなり目立ちます

後見頃の紋様です、表の編み目が大きく、表から透けて見える様になってます



右外袖の波頭紋様


左前見頃、左内袖の波頭紋様



表の刺繍と大きなの編み目から、後ろが透け、美しいです


表地が、裏まで繋がっており、後見頃の裾は輪になって引き返し(折り返し)になってます


胴接ぎがありません、表裏が同じ一枚の布で、前下がりで裁ち、縫い合わせられてる

無双仕立てで、上等とされてます



無双は、本格的に流行したのは、東をどりの芸者さんからとかで、戦後の様ですから、

着る時期は、正式な決まりは、無いに等しいと思う訳で、五月、六月、九月、

室内なら七月、八月でも良いなと思います


今でも、着用するのは、五月の末から六月のはじめまでと、(都をどりの時期)言われる方も、おられますが、そこは人それぞれでしょう


そもそも女性は、男性と違い羽織は、正礼装には着用しないです


ただ、絵羽は、無地、暈しは、少し違います

生地、色柄、によって少しは幅があってもいいと思います

セオリーは、重んじながらも、個人の感覚で自由に楽しみたいものです

盛装にもピッタリ!


 

↑表から見てます


↓裏です


羽織紐は、用途に合わせて自由に使います


無双羽織と無双羽織紐は、関係ありません

無双羽織紐は、趣味性が高いです



それから、羽織は、乳(ち)の位置でも、見た目、着心地が全く違います

その方の、繰り越しと身体の厚みで、全く変わってきます

また、厚みのある方、細い方でもバストが大きい方は、乳の位置が上がります、

そして、背中が曲がってる方も、気をつけます

体型で、かなり上下します


全ての方、乳の位置は、目立ちます



乳つけの位置

標準寸法ほ肩山から9寸(34センチほど)です


二段される方も、おられます






 ビフォー





 アフター

















🔵平日の月、水、金曜日に更新しております




にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ
にほんブログ村