繰り越し(衿の形含む)で着姿は、変わります



浴衣は、(単衣)繰り越し揚げ(内揚げ)が見えるので簡単に、測れます


繰り越しには、揚げと、(切り繰り越しもあり)今回は、揚げ繰り越しについてです



↓江戸本染め(注染) 綿絽 繰り越し五分

繰り越し寸法には特に決まりはありません…



先ずは、知りましょう

↓背中の繰り越し揚げ(内揚げ)を測るだけ

前身頃にも内揚げがあれば 
繰り越し、衿の付け込み=
繰り越し揚げ(後ろ内揚げ)−前内揚げ


繰り越し、衿の付け込み=肩身丈−背身丈

どう着たいのか…重要です

↑繰り越し揚げ


自分の好み、似合う衣紋の抜き加減(衿の形含む)は寸法と仕立て方と着付け方で調整します



繰り越しゼロでも衣紋は抜けますが、

少なからず、おはしょり、肩山等に影響は出ます




↓繰り越しゼロ 内揚げもなし、全て洋裁仕立てプレタの地薄の綿

浴衣に寸法記入はありません

内揚げゼロ
身丈162に対し裄62驚きます(短い)
時々、こんな寸法があります
もしかして、フリーサイズにするため?…




繰り越しには、付け込みもあります(縫い代)は外からは、なかなか難しく、手さぐり状態

だいたいの予測になります

(男性は繰り越しが無く付け込みだけも多い)


三分    12ミリ

五分    20ミリ 深付け

このあたりが多いようです…


同じ寸法の繰り越しでも付け込みで、ガラリと変わります

衿が立ったり寝たりなどなど違いが出るので首周り背中の見え方は全く違います


そう、お好みで、付け込みを七、八分とか、言われる方も、まれに、ありますが、衿付けでの衿への負担を考えると、五分以上は、繰り越しで、カバーする方が、良いと思ってます



↓ 有松鳴海総絞り 繰り越し一寸五分



繰り越しはを測る方法は他にもありはします 

先ずは、測りやすい着物、やりやすい方法で…




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