「まほろば」:素晴らしい場所、居心地の良い場所の意



俺のおばあちゃんが亡くなって、もうすぐで半年が経とうとしている。
この半年間、色んなことがありました。
良いことも、嫌なことも、うれしいことも、悲しいことも。
ほんといっぱい。

今まで生きてきて、一番濃い半年だったんじゃないかってくらい
おばあちゃんからの試練か?はたまた贈り物か?ってくらい
そのくらい色んなものを感じ取っては、吸収する毎日を送っています。

おばあちゃんが亡くなってすぐ、ひとつの曲が出来上がりました。

「まほろば」

この曲は、紛れもなくおばあちゃんからの贈り物。
作っているときに、「曲が降ってくる」感覚をリアルに感じ取った曲。

そしてそのすぐ後、僕ら日本人にとって決して忘れてはならない、大きな地震が起こりました。

決して予言者なんかではないけど、この曲の内容がみごとにリンクしていて、おばあちゃんからの贈り物は、一人でも多くの人に聴いてもらいたい、たくさんの人に届けたい曲になりました。

なんで生きてるんだろう?
人は最後は必ず「死」が待っていて
それをわかっててなんでがんばれるんだろう?

そんなことをふと思う瞬間が時にあって、この曲が出来て答えが出たとは言わないけど、何か吹っ切れることができたんだ。

何度も言うけど、一人でも多くの人に聴いてほしい。
必ず近いうちに音源としてみんなに届けます。
それまで、是非ライブに来てこの曲を受け止めて欲しいんだ。

待ってるよ。



「まほろば」

どうして僕らは生まれてきた
自問自答を繰り返す毎日で
今も答えなんて見つからないけど
あなたに会えた
それで良かった

さっきまでの当たり前のこと
実は永遠じゃないと知る
形ある物はやがて消えてくけど
今日も日は昇る
風が過ぎてく

あなたが流した涙には
優しさが詰まってて
僕らが蒔いた種が溢れて
いつか花を咲かせるだろう

僕らの行くこの道が
あとどれくらいかは知らないが
せめて最後には笑ってたいと
願う 願う
空の向こう側であなたにまた会えるから
それまでは全力で胸張って
生きるから

あなたのいないこの暮らしにも
そのうちきっと慣れていくだろう
人は忘れてゆく生き物だけど
胸に手を当てた
そこに続いてた

僕らの行くこの道が
あとどれくらいかは知らないが
この先悲しみ、苦しみ乗り越えて
生きてく
僕らにはいついつまでも
帰れる場所が待ってるから
その時はあなたとのアイコトバ
「ただいま」を


あなたに会えてよかったな