懇意にしている花屋さんへ花材を買いに行ったら、うららかに花開いた啓翁桜がバケツに入って片隅に置いてありました。


「この啓翁桜は予約の品ですか?」


「見る分にはこれくらい咲いていたほうがいいんですけど、ちょっと咲きすぎちゃって売り物にならないんですよ。もしよろしかったら加藤先生使っていただけませんか?」


商売に対する姿勢に頭が下がります。


しかし、なんという僥倖!


活け合わせるチューリップをその場で買って、先ほど活けあげました。


ピンクのグラデーションの中に黒い花をプラスしてアクセントにしています。


一訓花集-桜とチューリップ祭り1



一訓花集-桜とチューリップ祭り2

花:啓翁桜、チューリップ3種

器:陶製花器