花:ウンリュウヤナギ、ドラセナ、アンスリウム、バラ(フリーダム)

器:イ イェソ作ガラス花器
【2025.11.20武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科ガラス専攻特別講義・花生けデモンストレーション】





「生と死」がテーマの踞る人の像をした彫刻的なアプローチをした力作です。




歴代最大インパクトと言っても過言ではない作品で、作者によると臀部側が正面で生を表現し、裏側が驚くことに髑髏になっており、死を表現しているとのことです。


作品の奥行きを活かしたかったので斜めに置いて使用し、生を表現した側へは逆に花は魔界の植物が宿主の人の生命を食い尽くしてやがて死に至らしめる「死」のイメージで活け、死を表現した側へは逆に眼の奥底に生命がまだ燃えている「生」のイメージで髑髏の眼に赤いバラを挿しました。


また、髑髏側を南の美術館側へ向けて、外から見た人を驚かせる趣向にしました。


以上、ガラス専攻3年生11名の作品と私の花とのコラボをお楽しみいただけましたでしょうか。 


このコラボが皆さんの今後の制作の一助になれば幸甚です。


最後に、工芸工業デザイン学科ガラス研究室教授の大村俊二先生、非常勤講師の近岡令先生、助手の柴田有紀さん、合原史子さん、ガラス専攻3年生のみなさん、デモンストレーション並びに展示をご覧いただいた方々に心から感謝いたします。




花:アサヒハラン、オンシジウム、デンファレ

器:竹末小晴作ガラス花器
【2025.11.20武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科ガラス専攻特別講義・花生けデモンストレーション】


雲をモチーフにした花器です。


個性的なフォルムでありながら様々な花を合わせやすい秀作です。


雲の尻尾が少し内側に返っているので、これに相対するように少し反った花を立てるとより花と器が調和します。


少し撓めたアサヒハランを雲の尻尾の向きとは逆に立て、オンシジウムとデンファレを加えて華やかに彩りました。





花:ミディトマト、バラ(オール4キュートホワイト)

器:兼松凛作ガラス花器
【2025.11.20武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科ガラス専攻特別講義・花生けデモンストレーション】


聞いたところによると、ザクロを入れる器のようです。


溶けかけの氷のようなところどころに穴が開いたカバーが付いており、一部分を破れたようにして花の見せ場を作っています。


ただ、ザクロを入れるには器の懐が狭く、肝心な花の見せ場のところに水が貯められないので、器の内寸に合うミディトマトを器いっぱいに入れ、保水チューブをつけたバラをガラスのカバーの破れたところに配しました。


ミディトマトのヘタとバラのグリーンアイ(花の中央のおしべやめしべが変化した緑の部分)の色と形を合わせています。