昨日は相変わらずの残業で、それでも早く会社を出たのだが、、、。
大阪駅でホームにあがったら、「おっ!関空快速だっ。乗るぞぉー!!」
と意気込みダッシュにて最後尾に乗車。
電車が動き出しても最先端へ通路を突っ切っていった。
が、5両目と4両目は、和歌山行きと関空行きの境でつなぎがなく、
やむなく次の停車駅で一旦ホームへ降りてまた乗り込む。
4両目、「おっ!席があいてるじゃないっ!」
そそくさと座ってしまう。降りてからホームを歩こう。。。
なんて、考えながら。
5分もたたないうちに何故か「ズシン、ゴッゴッゴッ、、、ピーコーピーコーピーコー」
とサイレンまで鳴り出した。
うむむ???
列車は急停車を試み、止まったのは風のきつい橋の上。
なんだなんだなんだ???
皆一瞬嫌な空気に「しぃ~ん」。
社内放送がはじまる。
「えぇー、えぇー、、(ゴホンッ)、ご乗車のお客様にご案内いたします。
只今、この電車にて人身事故が発生いたしました。状況を確認
いたしますため、急停車いたしました。しばらくお待ちください」
電気がガタッっと落ちて真っ暗に。。。
「えぇー、えぇー、、ご乗車中のお客様に再度ご案内申し上げます。
ただ今、この電車にて人身事故が発生いたしました。係員が作業を
いたしますため、しばらく運転を停止させていただきます。いましばらく
車内にてお待ちください」
私服係員が車内をまわり、「車内の温度があがってきているため
窓をあけさせていただきます。ご迷惑をおかけいたしまして誠に
申し訳ございません」
あぁー、座ってて良かった。。。
っつーか、いつ動くんだろうか。ここは橋の上。風がびゅんびゅん
吹いていて、かなり電車が揺れてるんですが。。。
30分程経過・・・。
橋の上に作業員らしき人が数人懐中電灯を照らしながら行き来している。
ふと、私の横で立ち止まり、大声をかける。
「ここだーここだーっ!」
作業員が集まってきて一斉に私の座席下位を照らす。
おいおぃ!!!待ってぇ~。。。そぅいうことね。。。
皆ザワザワしだす。
10分程経過・・・。何やら作業をしているが車両下なのでわからない。
「えぇー、えぇー、、、(ハァハァと息が荒い)只今人身事故の影響で
作業を進めております。皆様にはこれから次の駅まで私服の係員が
ご案内の上、線路を歩いていいただくことになりますので、1両目より
4両目の方は1両目より、5両目より後ろのお客様は最後尾より
梯子にて下車いただきます。係員が順にご案内いたしますので、
ご安心ください」
「えぇ″ー(ーー゛)」アナウンスの「線路を歩く」というところで
一斉に悲鳴らしい叫び。。。
なんせ、ここは橋の上。窓から見下ろすと川の流れがスケスケで
見えるんですものっ。
なんだかんだ言いながら、1両目へ向かう。
これ、関空快速。もちろん大きなスーツケースを抱えた人多数。
あぁー、この時間に乗ってる人、バンコク行きの深夜便に乗るんだなぁー。。。
と羨みながらも、そそくさと1両目へ進む。
5分ほど列で待っていたが、進む気配なし。
空いてる席に座ってしまう。
「えぇーえぇ、、、ご乗車のお客様にご案内いたします。作業が
終わり次第、運転を再開させていただきます。いましばらくお待ち下さい」
およっ???さっきの線路を歩くというのはどこにいったんだ???
皆どよめきながら、席トリ合戦がはじまった。
あぁー、座ってて良かった。。。
2度目の安堵。
20分程経過・・・。
「えぇー、えぇー、、、(ゼイゼイハァハァ)ご乗車のお客様にご案内いたします。
運転手が運転席に戻り次第、次の停車駅まで運航を再開いたします。
作業員の方々は、まもなく列車が動きます、列車から離れてお待ちください」
うそっ、この時間で新今宮までなら、私帰れないんですが。。。と思いきや
新今宮で少し時間はかかったものの結局そのまま和歌山&関空まで
運航が続くこととなった。
きっと、運転手が精神的ダメージでチェンジしたものと思われる。。。
以上1時間30分程の出来事でした。
本日朝より新聞を広げると、70代と50代の女性の飛び降り自殺らしい。
二人で手をつなぎ飛び込んでしまった。
いったい何があったのだろうか。。。
一人は即死、一人は重傷とのこと。
思いつめた人の事を考えると、まだ私の疲れなんて米粒のような事なのかも
しれない。。。