鼻が高くなってしまうと、折られた時のショックは大きい。
やりたいことやって、自信つけて、ナンバーワンになっても
その後の維持にはかなりの努力と体力を消耗する。
とにかく大変なんだ。
一時期維持することに疲れて放心状態になった。
一種の鬱だ。
でも暖かい国があった、タイだ。
なんて懐の深い、時計の針を私の心拍に合わせてくれる
心地いい国なんだろうか。
私はすっかり心を許して流れる時間に身を任せた。
アジアなんて大嫌いだった私、いつの間にかアジアの虜。
なぜかキュンときて飛んで行ってしまった。
そこで私は無制限に勝手をさせてもらうことにした。
だがそこで待っていたのは、療養の空間ではなかった。
運よく雇ってもらえた職場で劇的仕事のパートナーに巡りあう。
そいつが私の求めた居心地のいいプライド維持を、スカンとあっけなく
奪い去ったのだ。
そぅさ、私がもっていたピノキオの鼻を見事にへし折ったのだ。
維持することに疲れ果てて逃亡した私に更に難を振りかけるのだ。
私はあの時の衝撃を忘れない。今もそしてこれからも。。。
奴は永遠のライバル、そして二度と奴をこすパートナーは見つからない
だろう。
今直面している悩みや疲れ、そんなものはその時の事を思い出せば
なんてことはない。
今回もやってやる。
私はわたし、ナンバーワンなのだから!