根尾抜けサバ菊花石(蜂の巣サバ) | 水石 一刻亮のちょっとしたコダワリ

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水石の深淵なる美を見つめて

とうとう今年も暮れますね。

父が亡くなって来年の1月14日でまんまる3年となります。

 

10年で一端の水石家になる!

と仏前に誓って早や3年です。

 

ま、焦らず頑張ろう・・・

 

さて、温暖な静岡県の我家では、ここへきてやっと中庭のモミジが紅葉しました。

 

千両の実も、母が正月飾り用に切り取りましたので

残りはヒヨドリに御裾分けです。

 

床も正月の飾り付けとしました。

 

掛物は『旭日』

 

作者は『庭山耕園』

 

主石は国花の菊を選びました。

 

水盤は『萬寶順記・海鼠釉角入長方』

卓は『紫檀猫脚平卓』

 

根尾の抜けサバでも『蜂の巣サバ』と呼ばれる菊花石です。

 

まさに蜂の巣状ですね

 

ポツポツと丸い球が見えるのは孔雀模様の原石なんでしょうかね???

 

 

 

添えには来年の干支で『牛』

六原張り子の起き上がりこぼしです。

 

頭にタコを載せてまして、『多幸牛』と言うそうです(作者命名

来年が幸多き年になりますように