最後は行天宮ということでしたが、
途中に保安宮という医療の神様がいる
道教寺院にも寄りました。
どちらも法妙さんにご縁ある神様です。
というのも、
5、6年前くらいのブログにも書いたのですが、
法妙さんの後ろに白く光る黄色い服を着た
仙人みたいなお爺さんを2~3回
見たことがあるのですな。
聞けば、昔から悪いことを考えたら
必ずバチが当たるようで、
厳しい指導霊だったようです。
その正体はずっとわからなかったのですが、
2年前くらいにようやくわかってきました。
それは、前世の法妙さんの師匠(父)だったようで、
道教の道士様だったのですな。
法妙さんが鍼灸の技術が凄いのは、
前世で道教医学が得意だったから
ということでありました。
なので道教の神様との縁も
強いということでした。
話を戻しますが、行天宮という
道教寺院に入りますと、
何やら凄い行列ができていました
法妙「何ですか?これは?」
Sさん「お祓いをしてくれるそうです」
法妙「だから取れた霊が沢山いるんですね」
沢山の霊が皆の頭の上のほうを
グルグル走り周っている感じでした。
法妙「ここの神様強いんですね」
あとで調べてみますと、
収驚(ショウチン) と言うそうです。
漢字のとおり、
「驚いたのを収める」という意味ですが、
交通事故なども含め、
衝撃的なものを見てしまった時に、
道教では驚いた魂が体から出そうに
なっている状態ということで、
ぼーっとしたり、ふわふわしたり、
心が落ち着かなかったりしていれば、
この儀式をしてもらって魂を体に
収めてもらえるということでした。
それ以外にも、不安やストレスを感じていたり、
眠れなかったり、悪夢を見たり、
集中できないような状態が続いている人は
この儀式を受けに来られます。
めっちゃ効くようで大人気。
私達が行なう魂魄改善祈祷の
簡易版なのでしょうけど、
ずっと何人もの人達を相手にし続ける
このオバアちゃん達は只者ではないね
おそらく修行をつまれている
法師様なのでしょう。
道士とは違うのですが、
日々の暮らしのすべてを修行として
神仙やさまざまな呪法、儀礼などをする人で、
日本で言えば修験道の祈祷師のような存在に
近いかもしれません。
しかも、誰でも無料で受けれます。
ただし、並んでいる時には、
雑談せずに静かに並ぶこと。
携帯電話を触らない。
飲み食いをしない。
手持ちのカバンは身体の左側にかける。
というような決まり事があります。
台湾では、悩みがあったり、
子供の夜泣きがひどかったりすれば、
邪気を払ってもらったり、
何となく心身を浄化したい時にも
受けにくるということでした。
もちろん信仰心のある国民ですから
神様の存在は当たりまえで、
お祓い受けて
「なんかスッキリした~
ほな帰ろか~」
みたいな感じではなく、
しっかりと礼を尽くしていることは
いうまでもありません。
日本の寺院でもお加持はありますが、
一人ずつ数分かけて、毎日こんな感じで
やってくれる場所は珍しいと思います。
こういう場所があるというのが
本当に有難いですよね
つづく