福島のスキー場に行って来ました | 小野寺S一貴のブログ。

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元エンジニアで神社・古事記研究家として活動中。
TEAM梵にて龍神の教えを広めるべく執筆活動も!

今日は、今シーズンの初滑りに福島県裏磐梯のスキー場へスキーに行って来ました。
小野寺一貴(小野寺かずたか)と申します。-20111227102253.jpg

私は、学生時代からスキー部に所属していたこともあり、毎年スキーは冬の楽しみなのです。
毎年、年末のこの時期はこのスキー場へ足を運ぶのですが、ついてビックリ。
いつも、たくさんのお客様で賑わっているゲレンデがとても静かでした。
やはり風評被害が広がっているのでしょうか?特に関東圏からのスキー客が多いスキー場ですので、福島に対する報道などで敬遠している方も多いのかもしれません。
この震災では、「頑張ろう東北」「頑張ろう日本」というフレーズがあちこちに見られ力づけられ、震災直後からのたくさんの義援金に感謝する思いでいっぱいです。
残念なのは、このところ耳にする瓦礫受け入れ拒否の報道。
受け入れを表明した自治体も一部の方の抗議で受け入れを取り消すところも多く見られます。
もちろん、各市町村の方々の気持ちもあるでしょうから無理強いすることはできません。

でも、苦情を受けて取り下げるのであれば、自治体の長ははじめから受け入れを表明しないでほしい。
そう思います。
一度、宣言したのであれば、その自治体を納める長として、筋を通してほしい!それだけの信念を持って発言をしてほしい!
そう切に思います。
話がそれましたね^^;
今日の福島のスキー場も一生懸命、復興のためにスタッフ一丸となり頑張っているのがよくわかります。
雪も豊富で周りの山々がとても綺麗でしたよ。
ぜひ、「頑張ろう東北」「頑張ろう日本」の掛け声だけでなく、ぜひ行動にも移してもらえるととても嬉しいです。
例年と同じように福島のスキー場や温泉に遊びに行こう!
そんな小さいことがとても大きな支援になると思っています。
(もちろん宮城県もよろしくです^^)

ちなみに、この裏磐梯高原。
福島を代表する中心にそびえる磐梯山、安達太良山、吾妻山に囲まれた高原です。
実はこの裏磐梯は、明治21年の磐梯山噴火において3集落を飲み込み、5百人近い死者を出した場所でもあるのです。
それから数十年、荒涼とした原野が広がり、人が住むこともありませんでした。
しかし、遠藤現夢さんがまた小鳥のさえずる森に戻したいという強い思いで今のような道も重機もない時代に思いに共感した仲間と共に何十年もかけて植林を続け、今の広大な緑の高原に戻した場所でもあるのです。

自分が今、この場所でスキーを楽しめるのもこのような先人の方々のお陰であると感謝の気持ちを忘れてはなりません。

人間はこの地球で自然と共存する中でこのような大きな災害のたびに、それを教訓として再び立ち上がってきたということを痛感します。
そして、現代の私たちはその上に立って存在しているのです。

ぜひ、縁あってこれを読んで頂いた皆様も今、自分が住む街・土地にどんな歴史があるのか?
ちょっとだけ調べてみるといいかもしれません。
そうすると、自分たちが生活している場所・土地に先人たちがかけた思いを知ると共に先人たちへの感謝の思いが少しでも芽生えてくれたら、私もとても嬉しく。
そして、そんな感謝の気持ちが少しでも多くなると、この日本を覆う空気もとても心地よいものになってくれると思っています。

小野寺一貴(小野寺かずたか)と申します。-20111227102834.jpg