
カラフル
森 絵都 (理論社)
森絵都さんの作品は、とてもストレートで、それでいてやさしい感じがたまらない。
私の好きな作家さんの一人だ。
ネットで評判が良かったこの本を、早速図書館で借りて来た。
死んだはずの“ぼく”の魂が、
突然、「おめでとうございます。抽選に当りました!」と天使に言われるのです。
そして、真(まこと)という少年として、再びこの世に生きるチャンスを与えられます。
人の心は、自分が考えるほど簡単じゃないし、
また自分の物差しが人と違っている場合もある。
そういう自分を取り巻く色々なものを
『カラフル』という言葉で表現しているのだと分かった時に、
何故か心がキュンとなった。
私の周りも『カラフル』なのだ…と気づいて嬉しくなってしまう。
いろんな色を観て、
自分の色も大切にしてカラフルな中で生活することが、
とても素敵に思えてきた。
天使のプララと主人公の距離感が、
なんだかとても安心感を与えてくれた。
主人公と同じ中学生の子どもたちにも読んでもらいたい一冊だな。
