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絵本や小説のこと、ぺんぎんの日々の想いや撮った写真など、
ぺんぎんの散歩道ブログです。



龍は眠る
宮部みゆき(新潮文庫)


もう20年くらい前に読んだ本なんだけど、再読しました。

やっぱり私にとっては、宮部作品の中でNO.1です!



サイキック(超能力者)として生まれて来た

高校生の慎司の苦しみとジレンマ。

その彼を支え救おうとする雑誌記者、高坂昭吾。

年は離れているけれど、二人の間で行き来する信頼感と優しさが

強すぎず緩すぎずのちょうどいい関係なのが良い。



後半の方で、少年は言う。

『僕、誰かの役に立てると思うよ。

 僕だけじゃないや、

 みんな、そのために生きてるんじゃないの?』



古い作品だけど、色あせないストーリーだと思う(^-^)

また10年後に読もうっと♪



かえるくんはかなしい
マックス ベルジュイス (セーラー出版)


かえるくんシリーズは、全部で12冊。
http://www.rankasha.co.jp/book/velthuijs/



かえるくんがかなしいとき、

そっとしておいてくれるともだち、

はげましてくれるともだち、

笑わそうとしてくれるともだち、

たくさんの仲間がいて、

かえるくんはとてもしあわせ。



なんでもないときでも

仲間がみんな集まって一緒にいるだけで

元気が出ることってあります。



子どもも大人も元気になれる絵本。



かえるくんシリーズ、絵のタッチも大好きです♪


*アーノルド・ローベルの「ふたりはともだち」
 がまくんとかえるくんシリーズも有名ですよね。
 それは、またの機会に・・・



パンダ銭湯

パンダ銭湯
tupera tupera (絵本館)



最初にパンダの親子の表紙を見て

「あれっ・・・」て思うんです。



なんだか間の抜けたような絵(失礼ですね;)

で、読み進めると「なるほど!」なんです。



そして、また「あれっ・・・」て思うんです。

で、やっぱり「なるほど!」なんですよね。



きっと子どもたちが喜ぶ絵本だと思う♪



背景の細かいところもくすっと笑えるところは、

大人も楽しめます。


ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)

ぼくのメジャースプーン
辻村 深月 (講談社)


主人公は、小学四年生の『ぼく』。

友達のふみちゃんの大事なウサギが傷つけられてめちゃめちゃにされた。

明るくて優しかったふみちゃんが心を閉ざしてしまう。

ぼくはふみちゃんを助けたい…



主人公の『ぼく』は、とても理性的で気持ちも素直な男の子。

ぼくをサポートしてくれる親戚のおじさんは大学の先生。



二人の会話がいいんです。

秋山先生が『ぼく』を子ども扱いしないところが紳士的。

起きた事件は、とても想像出来ないような残酷なことなのに、

淡々とストーリーは展開していきます。



ラストに近くなって、ぼくが使う不思議な力…

魔法とは違うけれど、ぼくは命をかけて、

ふみちゃんのためとぼくのためにこの力を使った。



その心の真っ直ぐさに涙が出ました。

『人は身勝手で誰かのために涙を流すのではなく、

悲しい自分のためにしか涙が出ないんだって』という一節がある…



私は、誰かを想う気持ちや、人のために流す涙は、

もっと純粋だと思う…



秋山先生は、『ぼく』に言うのです。

「責任を感じるから、

自分のためにその人が必要だから、

その人が悲しいのが嫌だから、

相手と結びつき相手に執着する。

その気持ちを愛と呼ぶんです」



秋山先生は、クールなんだけど、

風のように人を優しく包み込んでくれる温かい人。



せつなくて優しい気持ちになる本でした。

としょかんのよる

としょかんのよる
ローレンツ パウリ (ほるぷ出版)


つづいて、夜に読む絵本です。


キツネがネズミを食べようと追いかけていたら、

気づくと図書館の中。。。



「しーっ、しずかに!

 ここはとくべつなところなんだから

 しずかにして!」

とネズミにたしなめられるキツネ。



夜の図書館の中で本を眺めるキツネの表情が

なんとも言えずユーモラスです。



字が読めないキツネですが、

ネズミやニワトリとのやりとりが軽快。



図書館好きなら楽しめる絵本♪