こんにちは、一花です

 

今日は3連休のなか日。

楽しい夏の休日を過ごしていますか?

 

このけだるい夏の夕べに

あまり重い話題もナンなので

今日は“リターン”について簡単に書きます。

 

占星術に興味がある方は、読んでいただければと思います。

 

西洋占星術Astrologyの用語は“翻訳”されていますから

Natal chart ネイタルチャート=出生図

Transit トランジット=経過

Progress プログレス=進行

という風に、日本語になっています。

 

なかでも、

 

どうやら混乱している方が多いのが

Return 回帰 です。

 

なぜ混乱してしまうか?

それは下記どちらも“リターン”と表記されていることがあるから。

 

1.リターンの頃という意味で、時期を示している

2.リターン・チャート(回帰図)

 

 

具体的に説明すると、

「土星回帰の時に…」

「土星のハーフリターンだから」

などと言う場合は

1)のリターン概ね“その頃”、時期を示していて、

 

例)彼は最初のサターンリターンを過ぎてすぐ結婚した。

⇒最初のサターンリターンは29歳頃なので

ざっくり30歳くらいで結婚したんだね、という意味になる。

 

対して、ソーラーリターンの場合は、

トランジットの太陽が、出生の度数に戻った(リターン)

瞬間のチャート・図のこと。

 

出生の太陽が蠍座の3度36分にあれば、

その年、その度数ちょうど

太陽が戻ってきた瞬間の天体配置

ソーラーリターンチャートです。

 

※各種リターンチャートは

アセンダントやMCを重視して読みます。

つまり軸が重要。

(※リターンチャートは太陽だけでなく、さまざまな天体で見ます。

約27日周期でルナーリターンチャートをみて毎月の運気を、
ジュピターリターンチャートからは、向こう12年を大胆に占うことができる、など)

 

先日「出生時刻不明でも、ソーラーリターンチャートが作れますか?」と

ご質問を頂いたのですが、出生時刻不明の場合、

ソーラーリターンチャートを作っても意味が無いです。

※太陽は一日約一度動くため、出生時刻というピンポイントが分からなければ

不明瞭なチャートしか作れませんから、そういう場合はトランジットを見ればよいわけです。

 

リターンやイングレスチャートというのは

その瞬間の図です。

 

まとめると、

その瞬間の図=リターンチャートと、

 

ジュピターリターン(約12年毎のこと)や

サターンリターン(約29年毎のこと)といった

時期

 

指し示すことが違うけれど

ソーラーリターン、サターンリターン

似たような表現をするため、

混乱しないように注意しましょう。

 

 

愛をこめて
一花虹