こんにちは、一花です。

 

桜、綺麗ですね。

でも満開手前だというのに、今日は強風、明日から雨汗

私はすでに、しっかり花見をしましたよん。

みなさんはどうですか?

桜ケーキも食べた♪

 

こころところイギリス占星家事情、そしてアメリカの事情に詳しい先生方と

ゆっくりお喋りする機会が続きました。

 

占星学に真摯に取り組んできた、キャリアの長い先生方と

気軽にお話させていただく事ができるのは、とても幸せなこと。

 

皆さん、占星学に対する愛情と情熱をもって長年研究や活動をされていて

癒しをビジネスにしようとする人が多い中、

その後ろ姿を見ていると、心が晴れやかな気持ちになります桜

 

さて読者の方から、占星学の学び方について聞かれる事も多いので

今日はそのテーマで書きますね。

 

占星学Astrologyと、ひとくくりに言うけれど

実は他の占術と同じく“流派”のようなものがあります。

 

大きく分ければ、トラディショナル/モダン。
 

トラディショナル(伝統)占星学では、

基本的に土星までの天体を用いる、この点だけを考えても

モダン(現代)占星学とは、ずいぶん違いますね。

 

ただ、ひとくちにモダンな占星学と言っても、

ジョン・アディーが提唱したハーモニクスのような見方もあれば
スピリチュアルに寄ったエボリューショナリー占星術

層の厚い心理占星学など、幅広い。

(私が学んだ石川源晃氏の占星学はモダンで、

石川分割調波はアディールーツです)

 

心理占星学も、リズ・グリーン(イギリス)と

ノエル・ティル(アメリカ)では、テイストが違う。

 

ミッドポイントのテクニックを使う占星家も、

「中間点」に対して45度の倍数をチェックする占星家だけでなく

90度のみを考慮する占星家もいて、それぞれの見方がある。

 

だからこそ、Solar Fireのような占星学ソフトウェアは

すべてに対応するため機能満載です。

 

占星学を知らない方は、なんのこっちゃ?で

 

「そんなに違うんじゃ、どれ良いの?えー?

と思うかもしれませんね。

 

アストロロジーは、星の配置を人間が読み解くのだから、
その星の読み手としての個人、そしてその時代性や文化というのは
どうしても関わってくるのです。

 

これは料理に例えれば分かりやすいかも。

 

日本料理でもフレンチでも、きちんと修行したシェフなら

しっかりした水準の料理が作れるし、

最終的には職人芸のように、本人の個性が発揮される。

 

つまり、どのやり方でも

自分の感性に合うやり方を選べば良いので

「まず、先生を選びましょう」と言うのね。

 

選ぶ際、短期の講習を受けてみるのは、良いアイディアです。

心理を読み解いてゆくのに適したやり方、

未来予測、当てる事を重視したやり方、

それぞれに特徴があるから。

 

そして一度、その先生を選んだらじっくり付き合うこと。

 

なにしろ上記したように「考え方」「やり方」が違うので

あちこちセミナージプシーをしても

“ひとつの体系”を理解することができません。

 

ひとつの体系を理解せず、手法をバラバラに寄せ集めると

場合によっては、驚くような混ぜ方をする場合もあるし

無理くり驚きな星読みになる事が、しばしば起きます。

 

月のサイクルも使うなら金星のサイクルも使っちゃおう、

ミッドポイント、アステロイド、ハーモニクスにサビアン入れてと

ルーツの違うもの混ぜこぜにしたら、

「面白くていい味出てるぜ~」よだれってなことになるかもしれませんが

闇鍋になってしまうことも多いのです。


闇鍋なんて強烈な表現ですけど、

ひとつひとつは美味な材料でも、量とか混ぜ方

手間を加えるタイミングによって

ナゾの味になっちゃうこと、ありますよね滝汗

興味がある事柄について、次々広げてゆくのも面白いけれど
学びの階段をひとつ、ひとつ上がらずに広げてしまうと

知識の「骨格」がしっかりせず、優先順位が付けられない。

 

こうなるとチャート読みが“まとめ”られなくなる傾向が…。

 

以前、知り合いの占い師さんが

「他人から教わったものは、コピーにしかならない」

と言っていて、印象に残ったのですが、

まずは模倣も大切なんじゃないでしょうか。

 

茶道の世界では“守破離”という言葉を使いますよね。

 

型を守り(守・つまりコピーの段階)

型をマスターした上で自分なりに磨きをかけ(破・コピーを破って)

自分のやり方を確立する(離)

 

なので、まずはきっちり“守”のベース作りから。

この段階は、何度も繰り返し叩きこむことが大切。

 

周囲を見渡すと、一年で基礎的な理解、

三年で一通り読めるようにカリキュラムを組んでいる先生が

多いという印象。

 

ここでは、ブログという性質上

読みやすく、楽しいことに重点をおいて書いていますが、

 

じっさいの星読みは、自分だけでなく

クライアントの人生の選択が関わるので

星の勉強をされている方は、ぜひ、

しっかりした占星学を学んで欲しいなと思います。

 

私が考える、見極めポイントは

・感性が合う事

・学びの背景がしっかりしていること

(占星家は資格のいらない専門職。一般の人は、なかなか良し悪しが分かりません)

・質問をした時に、あなたが納得、理解できる答えが返ってくるか。

です。

 

どの分野でも、良い師は人生の新しい扉を開けてくれます音譜

 

春のせいか、占星学を学びはじめた頃を思い出し

妙に真面目な一花でしたにやり桜
 

愛をこめて

一花虹