納谷悟朗さん | IKKANのオフィシャルブログ「IKKANのKAIJIN MANIA」Powered by Ameba

納谷悟朗さん

上京した1989年。

テアトルエコー俳優養成所に入る前に
テアトルエコーの本公演を見させて頂く機会があった。

旭川市民劇場の方と一緒にご招待券で入れて頂いたラッキー。
1989年11月の第86回・本公演
『大晦日は脱獄囚と御一緒に・・・』
P・シェノ 作/納谷悟朗 演出
内容は忘れちゃったけど、銭形のとっつぁんが演出をしている!と。

翌年4月。
テアトルエコーの付属養成所に入りました。
卒業し、テアトルエコーで新人としてスタッフで関わった公演。
井上ひさし 作/熊倉一雄 演出
『表裏源内蛙合戦』
そこで、納谷さんは出演してました。間近で見る納谷さんの演技に、めっちゃプロフェッショナルを感じた。
それ以降、
偉い人の役をやるときは、納谷さんの喋り方を真似してました。影響受けたあ。

源内の打ち上げやら何やらで
当時、まだ結婚前でしたが新井祥と一緒に楽屋で納谷さんと喋らせて頂いたり。
新井祥はモンティ・パイソンが大好きだったので、納谷さんの演じるジョン・クリーズの話で盛りあがる。
納谷さんはそらもう熱い人ですから。
新井祥は若いクセに曲げられない人ですから。
目を離すと、納谷さんと新井祥が口げんかみたいになってました。

あっつい!!!!
すげえ。

新井祥に
「こんなに俺にたてついた女は、カチコ(奥様で、女優の火野カチコさん)以来だ!」
と。
まだ、女子の姿をしていた新井祥にそんな事を言ってました。

2004年7月の第124回テアトルエコー本公演。
『星逢井戸命洗濯』
岡本螢 作/永井寛孝 演出
http://www.t-echo.co.jp/2004_hoshiai/02.html

この公演に俺ははじめて出演させて頂いた。
そこで共演させて頂く。
ほぼお笑いばっかりで、幽霊劇団員みたいな状態であった俺が初めて参加するテアトルエコーの本公演。
熊倉一雄さん、沖恂一郎さん、安原義人さん、火野カチコさん、重田千穂子さん等々、そうそうたるメンバーの公演。
そこに納谷悟朗さんもいらっしゃった。

絶対俺なんかアウェー丸出しで稽古初日にいった。
金髪のロン毛で。江戸モノの芝居の稽古にあるまじきアウェーっぷり。

初日の稽古の後に飲んで
「お前は江戸の芝居やる資格はない!その金髪のロン毛なんとかしてからだ!」
みたいな事を納谷さんに言われた。
だいぶ酔っ払った頃合いでのダメだし。
カチコさんとかは俺に優しくしてくれてた。

俺は翌日朝一で、髪の毛カットして
金髪は真っ黒にして、
浴衣を着て稽古にいった。

そしたら、納谷さんが
その次の日に、
「これ、お前に貸してやる」
って、江戸の言葉の本を貸してくれた。

落語の中にある江戸言葉。
それ以外は特に何も言わずに、ポンっと貸してくれた。
??

カチコさんが、
「あんた、素直だから気に入られたんだよ」って言ってくれた。




はああ
惚れる。




男でも惚れる。
そんな素敵俳優さんです。








Puresというユニットを作って演劇をしました。
『終わらない僕たちの夜』
その時に、ゲストで出演して下さった。
心より感謝します。
納谷さんのアニメでのキャラクターをたくさん舞台で喋って頂きました。
大変価値のある舞台になりました。
DVDまた見よう。





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ナヤゴロー


いっつも
JOKERってタバコを吸っている。
理由は、なんかかっこいいからとかそんな感じだった。




かっこいいスターでした。



あっちの世界でもまた
飲みまくるのかな?




ご冥福をお祈りします。




IKKAN