お笑い指導！

30-DELUXの稽古に行きました。

まず、いくつかのシーンのお笑い指導をやらさせていただいて、
通し稽古を見ることが出来ました。

ようやくですよ。
書き上がったものを最初から最後まで見るのは。
楽しみ！わくわく！
そんな感じで最後までみました！

もちろんこちとら作り手ですから、
手にはしっかりとダメ出しメモを取りつつ！

演技の部分で、こうしたほうがもっと面白い！っていうメモと、
演出部分で、こういうアイデアはどうでしょうか？ってメモ。

毛利さんに伝えたので、
きっとどれかが役者さんに伝わって、
楽しげな事になるでしょう！

うふ。





役者さんも個人的に
アドバイスを聞きに来てくれたので、
それぞれに、役の背景についてあと一息知りたかったこと。
演技プランの手助けになるような事を伝えました。









林修司君とかやっぱし飲み込みが早くて
「なるほど！すっきりした！これで掴めた！」
みたいな感じになってました！
超いいですよ、林君。
頭の中で想像していた面白さがあったんですが、
難なくこなしてくれています！






あと、郷本直也君。
俺、すごくこの人いいと思う。
もちろん、顔合わせの日に、あ！この人面白い！
って思ってアテガキはしているんだけど、
思っている以上に
隙を作らずに役を演じてくれている。
細かいところが大好き。





あとはやっぱし
ま、どうしてもお笑い指導に行っているので
笑いの部分は重点的に見ちゃうんですが、
台本上だけでイメージしていた笑いのシチュエーションが
きちんと形になっているのが凄く嬉しい！

２シーンほど、
絶対ここ爆笑！ってつもりで書いていたシーンを楽しみにしていたんですが、
ああ、よかった！
これ涙出た（笑）







やっぱし
台本を書くと
とくに笑いのシーンって
イメージと違う演じ方をされることが多いんです。

あれ？
そんなつもりじゃなくて
逆なんだけど！？
みたいな演じ方をされることが本当に多い。

そりゃそうだよな。
みんなお笑いの人じゃないんだから、
お笑いだったら絶対こうするのにって方法論は、まだ無いんだよな。

なんてことがあるんです。

だから、
お笑い指導という形で行くワケなんですが。
そうしないと、
演技がまったく逆さまで終わっちゃうので。

そこらは清水さんがぬかりないですよね。
「お笑い指導として演出して下さい。」って。
演出の毛利さんも、「僕はお笑いとかは得意分野じゃないので、そのへんは是非よろしくお願いします！！」なんて言って下さる。

もちろん、
全部のシーンを見ることは出来ないので、
いくつかのここぞってシーンを振り付けさせて頂きます。










でもこういう台本上の笑いが
稽古場でできあがったものって、
まれに、イメージとは違う方向性の笑いになってるなー
って思っても
おお。こういう方法論があったのか。面白いなあ。
ってのもたまにあって、そういうのが面白い。

やっぱし、
辰巳智秋くん、大場達也さん、
この二人とか、俺のイメージ以上に
キャラクターを濃く作ってくれるから、

ははーん！
キャラ濃すぎるよ！
的に笑っちゃいます。
そこ笑かすつもりで書いてねーよ！
ってとこまで笑いにするから楽しいです。








あ、あとね、森大くん。
彼は、当然殺陣の方で役目を担っているわけで
もともと大きな役で書かなくてもいいってお話だったんですが、

当然俺的には、
脇役が、なんの存在意義も持たない
とか
いなくてもいい役
なんてなることが嫌いなので、

森君には森君らしい、魅力ある役を付けたくて
ま、そういうつもりで書いたんですよ。
稽古当初、やはりまだ力押しだけで、役をくみ取り切れてなかったんです。
で、お笑い指導で２回ほど見て、演技指導をして
さあ、昨日の通し稽古。

これがね、
とても良かった！
指導したところが思惑通りに行くと、
親の気持ちです！（笑）









小野妃香里さんのシーンは
なんにもアドバイスしてないなー。
あー！飲みながらああだこうだと言おう！
この人は、ホントに動きがしなやかでステキです。
劇中劇をお楽しみにです！
社交界シーンのダンスとか、
ああ、綺麗な動きをするなーって思います。
さすが！！







振り付けは野地さんです！
Ｐｕｒｅｓやエクスクエストでお馴染みの
振り付け師、野地春秋さんです！
「俺、絶対コンドルズよりもいい振り付けするから、国生さゆりに会わせてくれ！」と言っていた顔を忘れません！







そんなこんなで
今日もこれからお笑い指導。
時間的な問題で、全部はつけられないだろうけど、
やれるだけゴリゴリとお笑い演技指導してまいります！


あとは通し稽古！
通し稽古！

通すと分かるんですよ。
芝居全体が。

その中で役者があがいて、
より一層ステキ芝居に仕上げていってくれれば。

ぐふふ。

初日楽しみ！