この問題の問合せは多いので解説してみます

前にしたかもしれませんが、時が経ったのでもう一度・・・



この問題、まずは資料の多さが際立ちます。

ダイヤグラム

数値の時刻表

料金表


それらを使いこなすための

長い説明・・・


解く側は誰が見てもやになります・・・・・

作った人や学校関係者は

おーっ!

でしょう。


では参ります。


問1は、運賃表がどのような約束事で作られているのか、説明する問題です。

階段状の表になっているものの説明なのですが、

多くの生徒は、約束事で作られていたか、という部分を読み違いえています。

実際の読み方を答えている生徒が多かったですね。

これは、過去問演習を行った生徒の答えからの印象です。全員でした・・・


「どのような約束事によって作られたか」という言葉にこだわって解答を作りたいですね。


模範解答以外で答えになりそうなものをご紹介します。

○無駄のない最少スペースで作る

○見る人が間違えにくいように作る

○分かりやすく駅は順番に並べて作る

○始まりの駅を上に、最後の一番遠い駅を下になるように駅を並べる

○下側の列も同様にする


こんな感じでしょうか。

利用者の利便性と、駅側の都合をよく考えて作られているという点で考えてみるとよいでしょう。


問2

私が授業で行った解説は、路線図とグラフを中心に説明しています。

A駅から出発して、2人のいとこF駅とK駅を連れて、M駅のおばさんを迎えに行って空港へ行くときの11時までに空港につくいき方、そのときの料金と空港につく時間、またもっとも運賃の安い行き方を考える問題。

まともにダイヤグラムを使って考えたら大変なので、

まずは、路線図を使って何通りあるのか考えます。

そうすると、3通りしかないことがわかるんです。

そしたら、ダイヤグラムを使って実際にどれがいいのか考えればいいのです。

問題は単線部分の路線の電車が少ないので、きた電車にすぐ乗ると考えれば、始めの11時までに空港につく行き方は1通りしかないことが分かります。そうやって答えを作っていきます。

迎えの時間8分や乗り換え時間2分などは深く考えず、ダイヤグラム上で2分で1目盛りなので4目盛り以上、1目盛り以上余裕があれば大丈夫だ、そんな感じでとらえるとよいでしょう。

それができたら、次は運賃計算です。運賃表を見て、あきらくん、おばさん、いとこ二人それぞれにかかる運賃を書きだしていって(特急料金も忘れずに)合計すれば答えは出ます。


また、一番安い方法となったら、特急を使わないので、時間を気にすればいいだけです。

なので、行き方は3通りしかないので、ダイヤグラムを見ていけばいいわけです。

運賃は乗った駅を間違わなければ大丈夫でしょう。


こんな感じです。

簡単に書きましたが、難しいと思います・・・・。

まあ、二度と出ませんから時間内に終わらなくても気にせず、じっくりと解いてください。

問題は行っておいて、思考錯誤する練習にはちょうどいいと思います。



さて、

この問題をスムーズに解くための訓練はどうしたらいいのか

問1では、人が見るという点でものごとを考えることができているかどうか

問2では、比例反比例のグラフをしっかりと書くことができるかどうか

ノートに表などをまとめることができるかどうか

実際に起こったらどうするのかという視点で問題をとらえることができるかどうか

ということについて気を付けて問題に当れるかどうかだと思います。


問3は、普通の問題ですので、ここは確実に取りましょう。


頑張ってくださいね。