最近、パンフレットのデザイニングの関係で、いろんな塾のパンフレットを集めたり、チラシデザイニン(いろんな業種のチラシが集まった本)を見る機会が多いのですが、気になるのは、学習塾同士の業務提携が多いこと多いこと。


新聞などのマスコミでは、大手の業務提携は報道されていますが、地方塾(○○県公立高校入試は当塾におまかせ)のようなところでも、通信教育大手や全国規模の大手塾との提携、映像授業提供会社などと提携している。各塾の個性がなくなってきているように感じ、非常に寂しい気分になります。同じビルに異なる塾や英会話スクールなどが同居しているところは、提携の可能性が高いです。


教材もオリジナルというようりも数社の出版物が出回っているので、塾間の差はあまりないですね。

オリジナル教材で勝負している大手塾は、Y塾、N塾、S塾、E塾、中でも広く他塾に販売しているのはE塾の教材、W塾は過去にE塾のものを使用していたことが指摘されオリジナル教材を作ったというが、どこまでオリジナルなのか詳細は不明だ。


システムや教材が同じになってきて、大手も、小規模も横一線の様相を感じます。


最終的には、塾の良し悪しは、「その教室にいる人」、になるわけですね。


実際、私が授業をしても、学生の新人が教えても、技術的なキャリアの差はありますが、説明する中身自体はたいして変わることはありません。


昔は、授業担当が、他塾の批判を授業中に公然と生徒の前で言って、自分の塾を誇示するところもいくつかありました。品がないなーと私は言っていましたが。いまではそういうことは聞かなくなりました。それどころか、裏ではみんなで手をつないでいるわけです。


いまでは、それをどうこうと言える立場ではなくなったので、よーく静観してみたいですね。


どの塾も、通っていくる生徒、保護者のためにしているのは間違いないんですけどね・・・。


つぶれてしまったら、根本的に生徒をあずかれないことですから。