5月も終わろうとしています。
早いですね。自分も3月に前の会社を辞めて、もう3か月が過ぎてしまった・・・
進学塾で勉強している方は、
つまづきが現れてくるころではないでしょうか
特に4年生や5年生は要注意・・・
なにが要注意かというと、
前学年で学んだこと、できていたことの貯金が切れるころだからです
うまく理解できなくなってきた、なんかへん
こんなにできなかったっけ、勉強やになってきた、なんか嫌い
こういうような問い合わせが塾に多くなる時期です。
こういう場合は、
できなくなったのではなく
これまでが、
単に、できてしまっていた・・・
ということなんです。
算数はそれが顕著です。
数列や周期算は、
小1から3年、4年では見た目で答えがわかるものがほとんど
頭の中でできてしまいます。(←ここが重要!!)
私立中対策の数列などはいかがでしょう
いきなり公式が出てきて、
等差数列の和の公式
( 初項、末項、公差という言葉が登場←高校生で習う)
等差数列の和=(初項+末項)×項数÷2
これだけで、ぼーんと頭が真っ白
という生徒は少なからずいらっしゃいます。
そうではなく、いままでのやり方でできればそのほうがいいんですが・・・
本題がそれるので元に戻しますと、
数列の公式は、高校生で特に理系や数学な好きな生徒なら
自分で作れる公式です。だから覚える公式ではなく、導く公式なんです。
では、小学生にはどうやったらいいのか
実は、この公式を覚える以前に
小1から小3までの算数で、どれだけ「式」が考えられたかということを思い浮かべていただきたい。
答えが何回正解したかではないんです。
式を書かない生徒は、大抵算数は躓きやすくなります。
小学低学年で、算数はできたから中学入試の算数も理解できる
そう思っている生徒、保護者様ほど苦労するのかもしれません。
では、そういう方々はどう向き合っていったらいいのか
当然のことながら、
教材の「類題」「例題」をしっかりと、しっかりと解くということです。
しっかりと・・・・・(意外にありきたりな答え)
「しっかり」とは、
式を書いて、その式がどうやってつくられたのかを理解すること
ここが「しっかり」のポイントになります。
それができるようになれば、
応用問題などでどういうプロセスで追っていけばいいのかわかります。
プロセスとは、
先ほどの例の数列の和であれば、
初項、末項、公差、項数の4つのうちどれがわかっているのか、
わかっていないのか、探ることです。あとは、なぜ÷2をするのか
そういう理解をする必要があります。
そこで、末項が出ていないのであれば、初項、公差、項数からどう求めるのか
公差がわからないのであれば、初項と末項、項数から考えるということなんです。
速さの割合も同じで、時間を求めたいなら何と何が必要なのか考える、
このプロセスに気づかないと、割合はできるようにはなりません。
式や考え方ができていれば、答えは勝手に出てきます。
困ったときほど、原点に返って、基本がどう応用に生かされているのかを考えていただけると
自宅でお母さん先生登場!してもちゃんと教えることができます。
受験生の皆さん頑張ってください!