今年もツバメがあらわれ始めましたね。
ツバメは、渡り鳥の中では夏鳥・・・
日本に飛来する個体は、東南アジアや赤道付近の島々から来ると言われています。
ほかにも、ホトトギスやカッコウなどでしょうか。
冬鳥は、シベリアから秋に飛来し、越冬して春に帰って行く鳥ですが、白鳥・カモ・ツル・ツグミなどなど
ツバメというと、集団で生活しているイメージがあると思いますが、調べてみると渡るときは1羽ずつわたってくるようです。1日300kmも飛ぶ時があるとか。非常に飛行技術に優れている鳥なんですね。
不思議なのは、前年の夏に過ごした場所に戻ってくる習性があるようです。別のところに行ってしまうのもいるようですが、夏に過ごした場所を覚えているみたいなんですね。北海道から沖縄まで約3000kmはありますし、日本の国土面積を考えればピンポイントで、しかもばらばらに帰ってくるというのはすごい能力だと思います。スマホなんか持っていませんし、GPS位置情報なんかで位置を知る由もありませんから。いったいどうやって自分の故郷を覚えているのでしょうか。興味のある方は調べてみてくださいね。
都立小石川中等教育学校でも平成25年度にサケの遡上に関する問題を出しています。都立武蔵高等学校附属中でも、平成に21年度にツバメの巣に関する実験を出しています。
そうそう、
なぜツバメの問題が出たんだろうと思い、調べてみると地域によっては飛来数が減少している鳥で、メダカはレッドデータブックに載っていますが、それに準ずることになるかもしれないと考えられているようです。だから出題されたのかもしれません。
今後、「その場問題」として出題されるものを探すときに、出題される「理由」を考えていくと、ある共通点が出てきそうですね、そういったことについて調べておくといい対策ができるのかもしれません。