ああ…ここは何という世界か。

寂しさが誇らしさに代わるとは思いもしなかった。

私には話しの通じる人は長い間見当たらなかった。

けれど、これまでに出会えた三人程の通じる人は、それはそれは深い思いやりと誠実さに満ち、同時に聡明で、何より自分の内側からの破壊と再生を厭わず視界を自ら広げてきた、厳しい真実に生きる人達。
それはどれほどの勇気ある事か人の知らないもの。

深い尊敬の念を抱かずにいられない。

私がどんなに無礼に暴れ回っても、その疑問から逃げる人はいない。

通じる。
話す事も殆どなく。

私自身、そういう人が何故見分けられるのかもよく分からないが、感じ取れるし静かに在って逃げない。
確かなのは怖がっていない。
真っ直ぐ。


そして、その巡り合わせをもたらして下さる、
天の采配には、畏怖の念を抱きながらも深謝せずにいられない。


私の幸せなこの気持ち、皆さまにも味わって頂きたい。

どうせ生きて死ぬなら、
たった一人で胸に抱く、信じて頼るのでは得られない、確信の重ねられた上に建つ信仰を体感して頂きたい。