2017年11月 父92歳、母88歳

 

私の実家の方ではもうこのくらいから夜は電気敷毛布を敷いて寝ています。

 

この電気敷毛布の温度調節というのも認知症の人間には難しくコントローラーにビニールテープをきつくまいてそれ以上温度を上げられないようにした。

 

実際はもっとたくさん巻いて結び目もわからないようにしました。

 

 

 

ある晩、夜の11時ころ、母から電話が、、、。

 

「父ちゃんが蟲がいる!っていって、手にハエ叩きをもって、ベッドの上に駆け上がって天井を叩いたり、仏間へ追いかけて行ったり挙句の果てにはパジャマのまま庭へ出て行ったりして困るんだけど。」

と、ぎゃあぎゃあ言っていた。

とりあえず母を落ち着かせて、

(電話の向こうでは父の「ほれ!ここか?!」とかいう声が聞こえる。)

事情をよく聞いてみると、事の発端は

母が欄間の木の節くれを見て

「あれ?蟲がいるだかや?」の一言から始まったらしい

 

つまり母が父の妄想を誘導したということだ。

 

離れていては私のできることは限られる。

それに時間も時間だ。

近所に駆け込ませるか?いや他に手はないか?

 

ケアマネさんに言われた通り、

こうやっている間に父が駆け上がった椅子から落ちてケガをしてもそれまで。

と、思い切る度胸(あきらめ)が私には必要だ。

 

 

「母ちゃん、お茶をいれて、『父ちゃん、一息つかねーかい?』って言って、二人でお茶飲んでおくれや。」

これもケアマネさんやヘルパーさんから学んだこと。

認知症の周辺症状はおしっこを我慢していたり、便秘、そして脱水症状がある時によくでるらしい。

 

お茶をのんで、水分を補給し、固執している蟲追いからいったん、気持ちをはぐらかそうと思った。

「お茶飲んでまだどうにもならなかったら電話くれ。」

と言って電話を切った。

 

次の朝確認の電話をすると

その後、お茶を二人で飲んで、おしっこして寝たとさ。

父の場合はちゃんと蟲を追いかけていたことも

自分でも覚えていて、

なおかつそれが「見えた気がしただけだ。」と客観的に説明できた。

 

見えたならしょうがねえせ。

まあ、無理して高いところ登って追いかけるのはやめましょ。

「おう、わかった!」

 

この件、ケアマネさんにリポートして

さらにこれ以降ヘルパーさんの確認事項に電気敷毛布の温度の確認が追加されました。

 

干からびちゃうからね。

 

父はどれだけ母に支配されているんだろう?

これって、愛ゆえなのか?(あ、自分で書いていてきもち、悪、、、、。)

 

まあ、仲良くやっておくれや。💨