2017年5月、父92歳 母87歳

 

ある朝、銀行に用事があり9時くらいに家を出ると、

すぐに携帯がなった。

実家からだ。

 

出ると父からで

「ずく子か?困ったことになった。

(父が電話してくると大概困ったことが定番だ)

金が1銭もうちにねーだよ。」

 

確か1週間前に実家に帰った時、

母が30万、父が財布に5万ほど持っていたのを確認している。

そのことを言うとどうやら父の財布の中の5万まで母が回収し

その後、お金がない!ということになったらしい。

 

ケアマネさんに連絡して両親、特に母の不穏な状態を話すと、

1件案件が片付き次第、訪問してくれるという。

 

実は以前、実家の片づけをしている時、

空の銀行の封筒をまとめてある中から、

新券で10万円がいれっぱなしの封筒を発見したことがあった。

そのお金を万が一の時にと思って、

2階の私が寝室にしている部屋の鏡台の下に隠しておいた。

(ずくちゃん、えらーい! ねこばばしなくてよかった!誘惑はあったけど。)

 

厳密にはケアマネさんはお金をどうやら触れないらしい。

なので言葉巧みに母を誘導してそれを母に発見させてほしいと依頼する。

 

 

電話で話していても両親の不安は解消できないのでそのまま銀行へ行き

なにがしかのお金を用意し、

その足で普段着のまま特急列車に飛び乗って実家に行く。

 

 

実家では母が完全に不穏な時の目つきと話し方。

まず、母の財布を見るが硬貨が少しだけ入っていた。

父の札入れも保険証以外はいっていない。

ケアマネさんが誘導して発見させた10万円が封筒のままサイドテーブルに置いてあった。母に7万、父に3万を財布に入れさせた。

 

それからいつも母が封筒に紙幣を入れて隠している場所を

思いつく限り探したがみつからない。

そうこうしているうちに再度、ケアマネさんが登場。

まとまった額の現金を母が管理するのはもう厳しいのではないか?

ということになり、

今回のような事態に備えて、

家のあちこちに5万円くらいずつ隠すことにした。

 

前回、合鍵を隠して(多分)母に探し出されてしまった時の

失敗を繰り返さないために

ケアマネさんが二人のベッドのある部屋で

両親と談笑している間に

5万円ずつ4か所に隠す。

私も忘れないようにその場所の写真を撮る。

次、またこのような事態になったら、

その都度ヘルパーさんにお金のありかを連絡し

ヘルパーさんの誘導で今回のように宝探しをしてもらうことにした。

(その後、1度だけ、宝探しをしたとおもう。)

 

この日はそのまま特急列車にのって自宅にとんぼ返りをした。

 

追記、

行方不明の35万入りの封筒は、

父と母が施設に移ったすぐ後に

わたしが発見しました。

どこにあったと思います?

 

鴨居の返しに封筒が横倒しになって隠れていました。

ここに隠すためには母のベッドの上に立ち母なら背伸びをしないと隠せません。危険な状態ですが母の運動神経に感服しますわ。(本当になにをするかわからない怖さがありました。)

それにしても、我ながらよく見つけたと思います。

 

その金?

わたしの差し歯になったとさ、😋めでたしめでたし。❓

 

タイトルの✨「宝探し」✨は私が後日お宝を探し出したというお話でした。