2015年6月 父89歳、母85歳
6月のある朝早く
昂奮しきった母から電話
曰く、
「父ちゃんが息ができないって、苦しがってる。」
父は肺気腫があるので吸入薬をもってる。粉のカプセルをケースに入れて閉じるとカプセルがつぶれて粉を吸うという代物。
とりあえずそれを吸引して私が行くまで待ってくれ。と
少したって落ち着いたを母から連絡が入ったが
もう私は実家行の特急に乗っていました。
神ケアマネさんにも連絡すると手が空き次第、パルスオキシメーターをもって訪問してくれるとのこと。
実家に着くと父は普通に居間にすわっていました。
ただ気になったのが吸入薬のカプセルだけがちゃぶ台にのっていて
形状がちょっとへんなのです。
「もしかして、これ飲んだの?」
「おう、楽になったわ」(真偽はわかりません。)
この薬が父の手元にたくさんあったので
しばらく使ってなかったのは確かですが
使い方を忘れてしまったのでしょうか?
もう自力で薬の管理はできない。
一つだけ残してあとのドライパウダーはかくしてしましました。
(しかもこの薬前立腺肥大には禁忌でした。のちに関係します。)
幸いなことにその後
この薬の存在自体忘れてしまったようですし、
普段の生活の中で息苦しさを訴えることもなくなりました。
そうこうするうちにケアマネさんが到着。
サチュレーションは問題になるほど悪くはなかったので一安心。
ただ、やはりヘルパーさんを入れても
こういう非常事態に対処できない不安があります。
後に神ケアマネさんがよくおっしゃっていました。
高齢者だけの在宅介護はどうしても点と点の介護にならざる負えない。
それをなんとか色々な方法を駆使して線の介護にしないと突発事態には対処できない。
その点を考えると施設介護の方が安心できる。
家中に
ケアマネさんと
ヘルパーステーションと
かかりつけ医とタクシー会社、
救急車、119番と
あと「銀のさら」の電話番号を
カレンダーの裏に大きく書いて貼り付けてくるしか方法が見つかりませんでした。
でもいざという時に張り付けてあるものをみて連絡できるのでしょうか?
すこしずつ、すこしずつ、両親が老いていくと、不安なことが増えていきます。
これは一緒に暮らしていれば、または近くに居れば解決できる問題なのでしょうか?
二人を強引に私の住まいに近いところに呼び寄せようと思ったこともありましたが、この頃になるともうその時期は逸したと思い、強行できませんでした。
私も携帯電話をかたときも手放せなくなりました。


