私はあまり母と自分の夫や子供たちと

あわせたくなかった。

 

私の母親を嫌ってほしくなかったから。

 

暫く一緒にいると

母が物わかりのいい理想のおばあちゃんを

演じるのに疲れてぼろが出る。

 

だから最初に母から

「お金は母ちゃんが出すから、温泉旅行にいこう。」

と、言われた時は

子供達がそれぞれ忙しいし

年取った犬がいるからとやんわり断った。

 

2016年、父90歳、

母86歳の4月だった。

 

↑ 先住犬、たろうパイセン

 

一度、断ったものの 

両親の年齢を考えて、

孫たちと温泉旅行できるのも

もうそうそうない機会だろうと思いなおし、

子供達を説得し、

実家の近くの温泉場でペットも泊まれる宿を探した。

 

で、断った日から一週間もたたないうちに

行けるようになったと返事をした。

 

詳細を説明し、料金のはなしになって、

「これだけかかるけど本当にいいの?」と確認した。

「いい?って?」と母、

「いやこの間、お金は母ちゃんがはらってくれるって、、、。」

 

「なにいってるだ?

そんなこと一言も言ってない!

こっちは年金ぐらしなんだから!

それにそういう時の為にこの間、お前に金をくれてやってるだろう!💢」

と、吠え始めた。

 

確かに半年ほど前に

父がそろそろ生前贈与という形で

自分の預金から渡しておきたい。

と言うので、私に100万円、娘に30万円、

なかば押し付けられるようにもらっていた。

 

生前贈与という言葉を出されて、

戸惑いを隠せなかった私と娘に

父はにこにこ笑いながら

「意味のあることにつかってくれりゃいいだわ」

といっていた。

 

両親との旅行。

確かに意味があるような気もする。

 

ただもうすでに

母がヒートアップしていて

矢継ぎ早に攻撃をくりだしてくる。

 

「そんないくつになっても

親の金あてにするじゃねーわ。爆弾

メラメラ大体〇〇(私の夫の名前、呼び捨て)

はそんなに金ねーだか?ドンッ

爆弾あんなんじゃ碌な仕事できねーわな。

息子だってろくに挨拶もできねーで

むすっとして、むかっ

などなどなど叫び

母は相手を言葉でとことん傷つけないと気が済まない。

 

もう何年も前のことからなにから言いたい放題始まった。

 

私も仏様じゃない。

 

結局「もういいわ!この話はなかったことにして!」

といって電話を切った。

 

もう悲しいやら、腹がたつやら。

 

だが、自分がお金を出すからの下りだけでなく、

旅行に行こう。

と自分から言ったこと自体を覚えていなかった。

「金をくれてやった」ことは覚えてる。

 

そしてあの突然の異様な怒り方。

もともと情緒不安定で

勝手に言葉を取り違えて

怒り出すとかはよくあったけど。

 

認知症の始まりを

よくもともとそんな性格だったから。

とか、

年をとって

がまんが利かなくなったからだと。

と、思われがちなことは知っていたが

この母の言動が

まさにそれなんじゃないかと

感じた。

 

 

 

その後、

一週間ほどしてから電話した時、

この諍いも

母は一切忘れていた。

汗