生き物撮影を始めて少し経ち、撮影は「減る緑・汚い水・多いゴミ」を観ること

でもあったと気付きました・・・とのことからの特集写真にしてみました。

 

「減る緑」で大きかったのは、福谷の森を貫通する新道路建設工事。

森は何十年・何百年も掛かって作られただろうが、壊すのは容易い!

2009.8 福谷の森で始まった工事(三好丘から見る)

 

山は緑を失い、無残に削られ、傷口はコンクリで固められた。

工事区間は1Km強ですが、7年も掛かった工事に生き物はここを去った。

2015.6 開通3ヵ月後の新道路(上写真と同じ場所)

 

三好ヶ丘駅南の境川周辺では、6、7羽ものキジ雄が縄張りを競っていたが、

境川西のバイパス道路建設・クリニックの開業などで、今から5年前にはゼロに!

2017.4 母衣打ちするキジ雄(向こうは名鉄線南の道路)

 

「汚い水」では、三好丘周辺の開発により境川の汚れが進んだときがあった。

これは集中浄化などにより解消したが、今でも時々は突発的に汚水が流れ込む。

2021.12 写真上から境川へ流入する汚水(東名下にて)

 

2022年に境川の泥サラエ工事を実施、コンクリの川であったことを再認識する。

境川に流れて良いのは雨水だけ、家周りの溝に汚水を捨ててはいけない。

2021.6 境川で群れるオイカワ(コップ1杯の牛乳を

魚がすめる水質にするには浴槽160杯分の真水が必要)

 

「多いゴミ」も汚水と同様に、市民の環境に対する意識が現れる問題だと思う。

まとめて捨てられるゴミも大問題だが、捨てられて水質を悪くするゴミが怖い。

川内に捨てられた自転車と引っ掛かった無数のゴミ

 

更に「特定外来生物」も…境川の東名より北では、カルガモ親子が毎年4、5組も

見られた。これも10年ほど前までのことで、その原因はカメの増加と私は推測!

2011.6 境川のカルガモ親子

 

カルガモは堤防内の草むらに巣を作り、カメは甲羅干し・食事・産卵などで

陸には頻繁に上がる。もし巣を襲われても、カルガモには成す術がない!

2023.5 境川で甲羅干しするカメたち