二日酔いの日って、少し酒が抜けてくると
なんだかまた、ムクムクと飲みたくなって来ませんか?
それは危険な兆候です
まぁしかし、「毒をもって毒を制す」的な事もありますし、
そういう方にはよく薬草系のお酒をオススメします
実は当店ではハーブ&ビター系のリキュールは
隠れたロングセラーとなっていて、ファンも多いのです。
酒呑みにとっての「良薬口に苦し」を絵に描いたような
これらのお酒は、食後に胃をスッキリさせるのにも良いですし、
用途・味わいも多彩で、もっと広く一般に浸透してほしい
ジャンルでもあります。
今回は、よく知られた「カンパリ」や「ぺルノー」以外の、
もう少し突っ込んだ薬草系リキュールをご紹介します。
写真左から
(1)ウニクム/ ハンガリー、42度
(2)ウンダーベルグ/ ドイツ、44度
(3)フェルネ・ブランカ/ イタリア、40度
いかがですか、どれも体に良さそうなボトルでしょう
(1)は1790年、ときの皇帝ヨーゼフ2世のために
侍医が開発したという、由緒正しいハーブ酒。
中国やインドから集めた46種のハーブを使っており、
酒名は”ユニーク”の意味です。
比較的苦味も穏やかで、ソーダ割りでオススメする事が
多いですが、中にはこれのストレートにチェイサーギネス、
という強者のお客様もいらっしゃいます
(2)は小さな瓶入りが目を引く、1846年創製の薬味酒。
世界43ヵ国から選んだハーブ・スパイス類が
40種類以上使われている、というから驚きです。
スッキリとした苦味の為、
ロックやソーダ割りで飲まれる方がほとんどですが、
たまにソルマックよろしく瓶から直接飲んじゃう
方もいらっしゃいます
(3)は古くからカクテルのレシピにも多く登場する、
1845年創製のリキュール。
カモミール、サフラン、東洋系スパイス等30種類の
ハーブ・スパイスを、ワインとブランデーの混合液に浸透後、
1年間熟成させるという、手の込んだ逸品
独特の苦味、酸味はある意味薬草系の最深部と言える
かも知れません。
まずはぜひ、ソーダ割りで。
未経験の方も、たまにはフェイスを変えて、
ぜひこれらの酒での「苦味走った夜」にチャレンジしてみて下さい。
ハマると、深いですよ~
(J)