私は学生時代に、サントリー系列のバーでアルバイトを
していた事があって、そこの名物は
角瓶を使ったハイボールでした。
出し方もちょっとユニークで、ロックグラスに大きめの氷を入れ、
ベースの角瓶はフルジガー(1ショットの1.5倍量)。
バー・ガンからソーダを注いで、仕上げにピュッとレモンピール。
ピールはグラスに落とします。
このレモンピールが味の決め手なんですね。
ウィスキー&ソーダというシンプルな組み合わせに、
清涼感とカクテルとしての奥行きを与えてくれる。
ま、すべてのウィスキーに当てはまる訳ではありませんが
ところで、当時「おつかれ」と題した勉強会がありました。
閉店後、店においてあるボトルやカクテルを試飲して、
味を覚えたり、知識を深めたりするワケです。
しかし、そんなこと毎日やってたんじゃ、経営が成り立つわけない
でも飲みたい。
(いつの間にか主旨が変わってる)
そこで編み出した(?)のが、替え歌で店長に訴える方法
当時流行ってた日野美歌の「氷雨」の替え歌で
飲ませて~ください~ ハ~イボォル~~って
訴えるんです。タイミングを見計らって。
・・・切ない話ですね
ま、最初の1,2回は成功してハイボールにありつけましたが、
その後は効かなくなりました(←当たり前だ)
ちなみに、その時一緒に歌ってたのは、
バー オ●カ●のNさんという方です
そんな思い出のハイボール、勿論現在、当店でも
当時のスタイルを踏まえてお出ししています。
あの頃よりは、少し辛めに仕上げて・・・
(J)