壱岐島から日本の農業改革!と息巻いている吉野さやか(さやりんご)さん。
男嶽神社の宮司(夫)の知り合いが耕作放棄した畑を手に入れて、「みんなでシェア農園2号園」の募集を開始しました。
みんなでシェア農園2号園のレンタル料は30万円!
東京借りると10万円以上(さやりんごさんの計算だと20万円以上)するので、30万円はとてもお得だそうです。
本当にお得なのか、手の常在菌をつけた土を畑にまいて栄養豊富な野菜が作れるのか、それって詐欺じゃないの?と思う疑問点をまとめました。
東京だと1ヶ月20万以上!は詐欺です
吉野さやかさんがしたら、東京のシェア農園的に借りたら土地代だけで1ヶ月20万円になったそうです。
(以下、公式インスタグラムから引用)
畑のサイズは、
1区画4メートル✖️2.5メートル。
✅完全サポートつき
✅無農薬の安心野菜
✅苗・肥料・農具あります
✅採れたて野菜を送ります
2号園の初回特典につき
2024年7月・8月の
2ヶ月の育成期間がプラスされます❣️❣️❣️
この広さを
東京のシェア農園的に借りたら
土地だけで1ヶ月10万円以上しますが、
田舎なのでリーズナブルです✨
(もう一度計算したら苗や肥料代抜きで、土地代だけで同じ広さで1ヶ月20万円でした😳)
30万円➗12ヶ月🟰1ヶ月2.5万円計算!
まず「東京のシェア農園的に借りたら」という言葉が引っ掛けです。
「農園的」って何?住宅街の空き地を借りるということでしょうか?
東京と比較することで「田舎なのでリーズナブル」に見せようとしているようですが、全ての🦆さんが東京に住んでいるわけではありません。
東京のどこか分からない場所を借りると「土地代だけで1ヶ月20万円以上」と書いても、根拠もなく何の意味もない。
東京と比べることで年間30万円が安いと錯覚させ、まともに考えられず本当にリーズナブルなのか調べることができない🦆さんをひっかけるための詐欺的手法です。
東京23区内でも年間1万円前後で借りられる
東京でも自治体や民間業者から農園を借りることができます。
利用料の相場はいくら位か調べてみました。
【23区内の区民農園】
●世田谷区ファミリー農園
1区画:15平方メートル
使用料:22,080円(令和6年3月から1年11か月利用分)
●杉並区井草体験農園
1区画:約25平方メートル
利用料:49,260円(1年間)
その他:種・苗・肥料・農具込み
●品川区マイガーデン
1区画:7~10平方メートル
使用料:22,000円(11カ月分)
●江戸川区 区民農園
1区画:15平方メートル
利用料:14,000円(約2年分)
●江東区 区民農園
1区画:10平方メートル
利用料:10,000円(10か月)
●目黒区 深沢区民農園
1区画:約7平方メートル
利用料:5,500円(1年間・生活保護世帯は利用料を免除)
【民間のレンタル農園】
全国展開している「シェア畑」ならサポート付きで、東京23区内の畑を1ヶ月1万円台からレンタルできます。
自治体が運営する農園なら、利用料は1年で数千円~1万円くらい。
なお、杉並区井草体験農園は1年で5万円弱ですが、農業者が開設した畑で農園主の指導を受けながら、作付けから収穫までの農作業を体験できます。
レンタル農園を検索したら、詳しく説明している記事を見つけました。
市民農園、民間(企業や農家)の貸し農園のメリット・デメリットを分かりやすく解説されています。
手の常在菌をつけた土を撒く怪しい農業
ただし、土を送りますので、
手を入れてあなたの菌入りの
土を送り返していただきます。
(手で十分です🖐️)
畑に撒きます❣️❣️❣️
菌も土も素晴らしくって、
持ち主の情報を土がキャッチして
その人に必要な栄養バランスに
野菜が成りなっていくのです。
家の周りの雑草という名の
野草も同じです。
あなたに必要な薬が
あなたの周りに生えるように
なっている不思議。
シェア農園ではオーナーの手の菌をつけた土を畑に撒くそうです。
それぞれの区画に撒くようですが、畑は繋がっているから隣の人の菌が混ざってしまう。
常在菌がオーナーに必要な栄養バランスの野菜を作ってくれるような書き方ですが、送られてくる野菜はみんな同じに見えます。
これでは、どの区画で収穫した野菜か分かりません。
しかも、一番土を触るのは作業をする吉野さやかさんの「父上(笑)」と妹夫婦。
常在菌が必要な栄養バランスの野菜を作るという説が正しいとすると、吉野さやかさんの「父上(笑)」と妹夫婦に必要な栄養バランスの野菜が出来上がるということです。
また、最初の募集では、こんな事を言っていました。
✔ 常在菌が違うから区画ごとに収穫できる野菜が異なる
✔ 一家族では食べきれないほどの大量の野菜が届くから覚悟してください
どう見ても一人暮らしでも食べられる量だし、同じ種類の野菜を送っているように見えます。
どの区画で収穫されたのか記載もない。
最初に30万円も支払ったオーナーさん、こんなので納得しているのでしょうか。
最初の募集内容と送られてくる野菜が違う、詐欺と言われても仕方ない内容だと思います。
常在菌+高額レンタル料で日本の農業改革
吉野さやかさんは、ご自身が運営するキューピットガーデンに全国から視察が来ると話していました。
稼げる農業を提案、壱岐島から農業改革と大風呂敷を広げているから、興味を持ったJAや企業が視察に来たのかもしれません。
ところが、現実は高額レンタル料でぼったくり、常在菌で特別な野菜だと錯覚させる。
資金が足りない時はクラファンや借入プロジェクトを立ち上げて、インスタやブログを使いグレーな手法で信者(ファン)から集金。
まっとうな組織なら、こんな方法を実行することはないと思いますが、万が一ひっかかる団体が出ないことを祈るばかりです。
最後に
もし、皆でシェア農園の申し込みを考えている方がこの記事を読んで下さっているのなら、様々なサイトで吉野さやかさんに関する情報を集め、精査してから納得の上で申し込むことをお勧めします。
1ヶ月約2.5万円で、本当に自分が借りた畑で収穫されたのか分からない野菜が送られてくるのだから、検討するに値しないボッタクリ農園に見えます。
JA壱岐市は吉野さやかさんと手を組んでいるように見えますが、こんなに高いレンタル農園や常在菌を撒く手法を推奨されるのでしょうか?
今後も関わって行くとしたら、相当な覚悟が必要なのかもしれません。