エアロビで起こった出来事 | 絶望から這い上がった女のブログ

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ほんの2年前は死にたがっていた
絶望にふるえ、男を追いかけ、男に捨てられ
性欲がなくなり、でも恋はしたくて
今は孤独、ではなく、楽しい自由気ままな一人暮らしと言えるよう頑張っています

午前中は

 

まったくなじめてないエアロビサークル。

 

 

私以外はみんな、2人、とか3人でお話してる。

 

もう一応一人以外全員知り合いになってて

 

会えば挨拶はするが

 

そこまでだ。

 

 

この一人以外、というのは、

 

苦手なおじじ。

 

誰にでものべつ幕無しに話しかけるタイプ。

 

スポーツセンターの職員にもずーっと話しかけてる。

 

 

悪気なくただひとなつっこいだけならいいんだけど

 

性根が嫌いというか

 

 

「5分前なんだから入れてよー、けち臭いな」

 

とかそう言うことも言うのだ。

 

 

知り合いになってしまうと

 

話しかけられたら答えなければならないので

 

無視するというのは嫌なので

 

そもそも知り合いにならないようにしよう、とずっとそうしてきた。

 

 

70歳くらいのおじじ。

 

 

背中痛おじさんとも仲良しなので

 

ちょっとさとされたこともある。

 

 

「悪い奴じゃないんだからさー。かたくなだよね、きみ」

 

と。

 

 

今日はそんなおじじも活躍したお話

 

 

 

私の前の前にいた人(72歳女性)が

 

サイドステップの時に

 

 

こてん!と転んでしまい

 

結構恰幅のいい人だったのと、壁に激突してしまったので

 

大きな音がした。

 

レッスンは中断し

 

救急車を呼ぶかどうかになったが

 

 

本人的にもそこまでではないと判断。

 

しばらく後ろで休むことになった。

 

 

椅子を運んで。

 

 

そのときインストラクターが、

 

 

「じゃ、〇〇さんお願いします」

 

とおじじに頼んだ。

 

 

おじじはいつも運動も適当にやるが、役に立ってる感を出したいので

 

借りてるアリーナの受付、支払い、ヨガマットの準備、など毎回やっている。

 

お金は先生が払った紙を渡すと支払ってくれる。

 

みんなに感謝されるのが大好きなのだ。

 

 

運動はヒーハー苦しんでいる。

 

先生がおじじに頼んだのはやはり

 

そういう世話係的なことが好きだからだろう。

 

こういう役回りをする人が必要なんだな。

 

 

私はちょっと感動すら覚えたのだった。

 

 

私は良く怪我するので

 

彼女のことが気になったが

 

レッスン中に話しかけるのはそれはそれでちょっと勇気がいる。

 

お金を払って受けてるわけだし。

 

しかし気になって集中できなくなったので

 

思い切って彼女のところへ行った。

 

 

「私はよく怪我するのでこういうお気持ちがわかるのですが、

 

今一番してほしいことはなんですか?」

 

と聞いてみた。

 

 

「先生が、レッスンが終わったら車で送ってくれるっていうのですが

 

ここでこうして待っているのも恥ずかしいし

 

歩けるので今帰りたいと思っています」

 

 

歩いてみてもらうと本当に大丈夫そうだ。

 

「じゃ、私が伝えておきますよ。失礼ですがご家族はいらっしゃいますか?」

 

「一人なんです」

 

「そうなんですね。私も一人だからわかります。もし車で病院へ行きたくなったりしたら

 

連絡ください。車出しますので。

 

とりあえずゆっくり歩いてみてつらかったらそのまま病院へ行ってください」

 

 

スポーツセンターから歩いて3分ほどのところに整形外科があるのだ。

 

 

普段誰ともほとんどしゃべらない私が

 

話しかけてきたのできっと驚いたに違いない。

 

 

不良がおじいさん助けたみたいになってるかも。

 

 

おじじが話しかけてきた

 

 

「消毒つかいますか?」

 

 

ひーーーー

 

 

聞こえないふりもできず

 

目もあわせず

 

手でいらないというジェスチャーをし

 

逃げた

 

 

 

私はあいからわずです