高級個室焼肉 | 絶望から這い上がった女のブログ

絶望から這い上がった女のブログ

ほんの2年前は死にたがっていた
絶望にふるえ、男を追いかけ、男に捨てられ
性欲がなくなり、でも恋はしたくて
今は孤独、ではなく、楽しい自由気ままな一人暮らしと言えるよう頑張っています

昨日は、アプリで集まったメンバー8人で

 

個室焼肉でした。

 

20分前に着いたものの、

 

あまり早くても迷惑かと思い5分前まで時間をつぶしてから入ったら

 

7人目でした。

 

8人目の人は遅れる、ということで

 

私は端に座っている感じの良さそうな男性の横に着席。

 

 

万が一全体の会話に入れないときこの人に自分から話しかければ孤独ではなくなりそう。

 

 

いい位置があいていたことにほっとした。

 

 

その焼き肉屋さんは

 

1日1テーブルだけ予約できるシステムで

 

全ての料理が横でシェフが調理し、取り分けられてサーブされるというもの。

 

かなり高価だから

 

本当においしいものが好きな人しか行かないから

 

 

友達を誘えない、ということでアプリが生きてくる。

 

 

性欲や彼女彼氏が欲しいということではなく

 

ただ美味しいものを楽しく食べたい、という人の集まり。

 

基本その場限りの食事のみ、というコンセプトだが、

 

心のどっかで

 

 

あわよくば

 

美味しいものが好きな人と恋に落ちたい

 

美味しいものが好きな女子と仲良くなって定期的にランチとかにでかけたい

 

そんな期待もあった。

 

 

シェフとアシスタントの2人が常にそばにいるという状況は正直

 

まるで雑談できないという場でもあった。

 

2人がとにかくお肉に対して熱い語りをしまくるのなんのって。

 

 

調味料、気に入ってお取り寄せしたけど毎回瓶を開けるのが面倒だから大きなペットボトルにしてもらった、とか

そういうエピソード。

 

これって〇〇ですか?

 

とかの問いに答えてくれるならいいけど

 

ひたすらばーーーーーっとしゃべってくる。

 

毎日1組に同じもの出してるのによくこの熱で語れるな。

 

 

各地の名店の話や、食材の仕入れの話、熟成の仕方の話。

 

 

その上、主宰者が自己紹介させないものだから

 

名前すらわからずに食べ物だけが進んでいく。

 

 

うーん

 

そりゃ食べるためだからいいのかもしれない。

 

だけどもう少し話したいよー。

 

 

冷凍した熟成肉をかつおぶしを削る機械で削って

 

作りたてのフレッシュチーズの上にのせて

 

まるでかき氷のようなものが

 

 

とても綺麗だった。

 

 

 

一口食べたら

 

 

まるで美味しいと思えない。

 

なんだこりゃ。

 

 

コメントに困るほどだった。

 

 

前の席に座った女性が

 

笑顔で美味しい、という。

 

一瞬でこの人を信じられなくなった。

 

 

最初に食べた人は何も答えなかったので、あ、この人は好きだ。

 

なんて思ったり。

 

シェフがいなくなる瞬間があったので、

 

その人に

 

「コメント求められてるのに無言だった理由が食べたときにわかりました」

 

と言ったら、前の席の美味しいと言った人以外がバラバラと本音を言って

 

ソムリエ資格を持っている人が

 

 

「塩味(えんみ)がたりなかったですよね。チーズもフレッシュで味なかったし、そこにお肉で、何も足されない感じ」

 

うんうん

 

と、主宰者が

 

 

「そういうのはシェフの前で言ってあげてくださいよ。次回もっと美味しくなるじゃないですか」

 

なるほど。

 

すごいな、その感覚。

 

 

焼肉は本当においしかった。

 

特にサーロインを好き焼肉のように薄く切って

 

さっと両面を焼いて4分の1くらい生の状態で卵黄の入った少し甘いたれをかけて焼かれたやつは

 

一口でとぅるんと口の中に溶けていった。

 

料理はおいしいけど

 

中身のある会話ができないのがきつい。

 

でも、だからこそひとりぼっちになったり

 

孤独を感じることもなく

 

すごせたのかもしれない。

 

ほぼ何も話せず、

 

 

なんと3時間半というコース時間だったにもかかわらず

 

誰一人の名前も呼ばず終わったのだった。

 

 

私は浮いてたのか

 

自分だけがそう感じてたのかわからないけれど

 

 

3時間半、美味しいけどもやもや、という状態だった。

 

 

このイベントが終わったら

 

 

心はもう屋〇島だ!