風邪や結膜炎と違い
猫の病気の中には慢性腎臓病や心筋症
糖尿病など他にも
症状が分かりにくい病気があります
猫は「我慢強く 痛みを隠す動物」なので
気がついて動物病院に駆け込んだ時は
かなり病気が進行している事も…
そうなってから治療を始めるのは
猫ちゃんはもちろん
動物病院の先生も飼い主さんも大変です
猫が不調を伝えているサインで知られているのは
・食べない
・痩せる
・毛並みが悪くなる
・水を良く飲む
・攻撃的になる
・寝ている時間が長くなる
・爪研ぎをしなくなる
などの症状ですが
大声で鳴く
浴室や玄関など冷たい場所へ行きたがる
なども、りみちゃんに現れた症状でした
普段は ほとんど鳴かず
可愛くお返事してくれるりみちゃんが
外に聞こえるくらいの大きな声で
「アオーン アオーン」と鳴き続けました
猫が不調の為に大声で鳴く確かな理由は
分かっていませんが
甲状腺機能亢進症や慢性腎臓病の子の飼い主さんで
経験されている方が多い様です
甲状腺機能亢進症による甲状腺ホンモンの異常分泌
で興奮状態になったり
慢性腎臓病の場合は腎性高血圧が起こっていると
考えられています
※ストレスや痴呆で鳴く子もいます
そして
まだ2月の寒い時期だったのに脱衣所やお風呂場に
入り込んで出て来ませんでした
冷たい場所に行きたがる理由は
低体温症を起こしていると考えられています
平熱よりも低い体温が続く状態の事で
動物は平熱よりも低い体温になると何故か体が
熱く感じる様で
お風呂場や玄関など冷たい場所に行きたがる
そうです
また老猫は 体の代謝を減らしエネルギー温存
をはかる為に 冷たい場所に居たがる子もいて
いずれも 死期が近づいているサインと言われて
います
この2つの症状がりみーちゃんに出た時
不勉強である為 原因が腎不全にあるとは
全く想像しておらず
保護猫が代わる代わるやって来るストレスかなぁ
もしかして分離不安かなぁ…と悩みました
そしてもうひとつ
トイレ以外でオシッコをする事が増え
それも大量に薄い色のオシッコ
最初は叱ってたのですが…
きっと
これは私たちに気づいて!という
りみちゃんなりのサインだったんだと思います
腎不全の治療を始めてから
大声で鳴く事も 脱衣所に行きたがることも
そしてトイレ以外でオシッコをする事も
ピタリとなくなりました
りみちゃんが与えてくれた氣づきを
皆様と共有したいと 長々と書きました
読んでいただいて ありがとうございます
しかし
不調のサインを見つける事も大事ですが
発病してしまってから「対処医療」にかかるより
発病しないようにする「予防医療」が大切だと
つくづく感じました
年1回のワクチン接種時だけでなく
猫は人間の4倍早く年を取るので
7歳を過ぎたら年2回の健康診断をお勧めします