29Q

29Q

猫の保護活動個人ボランティアの記録

Amebaでブログを始めよう!


先日の譲渡会で
「猫に焼き魚を食べさせても大丈夫ですか?」
と質問され
「味付けしてないものを少量なら」
なんて ざっくりした回答しか出来なかったので
調べてみました

【猫にシャンプーは必要か?】で書いた様に
猫の祖先は砂漠に生息していたので
小型の哺乳類や鳥類、昆虫類を食べていました
海外では猫=肉食で
猫=魚と言う考えは 島国である日本ならでは
のことみたいです

でも、猫は肉も魚も大好き♥で欲しがりますよね
しかし、魚の与え方には注意点があったので
一読いただければ幸いです🙏

生の魚介類、甲殻類にはチアミナーゼが含まれ
一度にたくさん食べてしまうと
チアミン欠乏症になる可能性があります

 《チアミン(ビタミンB1)欠乏症》
 哺乳類は体内でチアミン(ビタミンB1)を作る
 事が出来ない為、食べ物からチアミンを摂取
 する必要がありますが
 猫は大量のビタミンを体内に蓄積できない為
 チアミンを分解してしまうチアミン不活化酵素
 (チアミナーゼ)を多く含む生魚、貝類や甲殻類
 を大量に与えるとチアミン欠乏症になります
  ※症状=瞳孔反射の鈍化、運動失調、痴呆
   腹部の屈曲、昏睡等の神経症状

生魚(お刺し身)を与える場合は
サケ、カンパチ、マグロ、タイなどの新鮮なものを
「おやつ」として少量が良い様です

⚠生のまま与えてはいけない魚
イワシ、アジ、サバなどの青魚やその加工品を
日常的にたくさん与えるのは危険です
青魚に含まれるDHA、EPAなどの不飽和脂肪酸は
過剰に摂取すると体内で酸化し
黄色脂肪症(イエローファット)の要因となります
炎症を起こした脂肪は硬化して
痛みや発熱、食欲不振の症状が出ます

⚠かつおぶし、にぼし
ペット用以外のもので
乾物はミネラル過剰摂取につながるので、少量でも
与えない方がいいです
リンやマグネシウムを多く含むので 泌尿器系、
腎臓病のある猫には特に注意が必要です

⚠貝類の内蔵は 少量でも「光線過敏症」という
病気になります
草食の貝の消化器(中腸腺)の中には 海藻の葉緑素
が分解された物質が蓄積され
この物質は光によって活性酸素を作るため
活性酸素が悪さをして皮膚に炎症を起こします
猫では耳に炎症が起こる事が多い様です

白身魚の焼き魚は
脂肪酸が少ないので与えても大丈夫ですが
ナトリウムの過剰摂取とビタミン、ミネラルが
不足するので「おやつ」程度がいいでしょう

猫に魚のみを与えて 体に必要な栄養をすべて摂る
ことは難しいので、
キャットフードのトッピングとして与えることを
オススメします

「猫は自分で飼い主を選ぶ」

そんな言葉を聞いて ネットを検索してみたら

猫とスピリチュアルに関する記事が多くて

ビックリ😳

 

凡人の私達には分りませんが

「猫が選ぶ」と言う点においては

「そうそう、あるよね〜」と思うのです

 

例えば譲渡会で

誰からも「可愛い♥」と言われる子猫がいるのに

ちょっと大きめで 怖がりな姉妹を一緒にエントリー

いただいたり

 

初めて猫を飼うのに 生後半年を過ぎた兄弟に

エントリーをいただくミラクル

それは2件とも お子様が熱望して下さったのですが

もっと色んな子を見た方がいいんじゃないの?

とアドバイスする親御様に対して

絶対この子だと譲らず、他の子には一切興味がない様で

エントリーが終わると 迎える準備の為に嬉々として

帰って行かれました

 

トライアル中も『大丈夫かなぁ…』と心配でしたが

あっさり正式譲渡になりました

 

 

 

別々のご家庭にトライアルへ行った兄妹が

一方のご家庭でトライアルキャンセルになり

もう一方のご家族様も最初に「2匹は…」

と言っておられたのですが

快く迎えて下さり

兄妹で暮らせる様になったり😭♥️

 

また

8歳を過ぎた初老の猫を「この子しかいません」

と迎えていただいた事も

一度や二度ではありません

こちらがビックリして

「え?いいんですか??」と確認する事もしばしば

 

逆に ご来場者様に可愛い可愛いと言われるのに

何度 譲渡会に出ても決まらなかったり

2度もエントリーが決まったのに中止になったり

他にも

「まさか今日、○○ちゃんが決まるとは」と

興奮した事が何度かあったり

 

野良猫が29Q屋敷に「すみませーん」と来て

あっさり捕まってくれて

順調にお家が決まった事も過去3度

この経験を思い出して

 

猫は本当に自分で飼い主を選ぶのかも

飼い主を選ぶ為に29Qを選んでくれたのかも

私が選んだつもりが 実は猫に選ばれてたのかも

偶然の出会いではなく 必然の出愛だったのかも

 

そう 思えたりしています😊

 

 

風邪や結膜炎と違い

猫の病気の中には慢性腎臓病や心筋症

糖尿病など他にも

症状が分かりにくい病気があります

猫は「我慢強く 痛みを隠す動物」なので

気がついて動物病院に駆け込んだ時は

かなり病気が進行している事も…

 

そうなってから治療を始めるのは

猫ちゃんはもちろん

動物病院の先生も飼い主さんも大変です

 

猫が不調を伝えているサインで知られているのは

・食べない

・痩せる

・毛並みが悪くなる

・水を良く飲む

・攻撃的になる

・寝ている時間が長くなる

・爪研ぎをしなくなる

などの症状ですが

 

⚠大声で鳴く

⚠浴室や玄関など冷たい場所へ行きたがる

なども、りみちゃんに現れた症状でした

 

普段は ほとんど鳴かず

可愛くお返事してくれるりみちゃんが

外に聞こえるくらいの大きな声で

「アオーン アオーン」と鳴き続けました

猫が不調の為に大声で鳴く確かな理由は

分かっていませんが

甲状腺機能亢進症や慢性腎臓病の子の飼い主さんで

経験されている方が多い様です

甲状腺機能亢進症による甲状腺ホンモンの異常分泌

で興奮状態になったり

慢性腎臓病の場合は腎性高血圧が起こっていると

考えられています

※ストレスや痴呆で鳴く子もいます

 

そして

まだ2月の寒い時期だったのに脱衣所やお風呂場に

入り込んで出て来ませんでした

冷たい場所に行きたがる理由は

低体温症を起こしていると考えられています

平熱よりも低い体温が続く状態の事で

動物は平熱よりも低い体温になると何故か体が

熱く感じる様で

お風呂場や玄関など冷たい場所に行きたがる

そうです

また老猫は 体の代謝を減らしエネルギー温存

をはかる為に 冷たい場所に居たがる子もいて

いずれも 死期が近づいているサインと言われて

います

 

この2つの症状がりみーちゃんに出た時

不勉強である為 原因が腎不全にあるとは

全く想像しておらず

保護猫が代わる代わるやって来るストレスかなぁ

もしかして分離不安かなぁ…と悩みました

 

そしてもうひとつ

トイレ以外でオシッコをする事が増え

それも大量に薄い色のオシッコ

最初は叱ってたのですが…

きっと

これは私たちに気づいて!という

りみちゃんなりのサインだったんだと思います

腎不全の治療を始めてから

大声で鳴く事も 脱衣所に行きたがることも

そしてトイレ以外でオシッコをする事も

ピタリとなくなりました

 

りみちゃんが与えてくれた氣づきを

皆様と共有したいと 長々と書きました

読んでいただいて ありがとうございます

 

しかし

不調のサインを見つける事も大事ですが

発病してしまってから「対処医療」にかかるより

発病しないようにする「予防医療」が大切だと

つくづく感じました

年1回のワクチン接種時だけでなく

猫は人間の4倍早く年を取るので

7歳を過ぎたら年2回の健康診断をお勧めします😊

 

「猫は死ぬ前に姿を消す」

「猫は死に目を人に見せない」

この言葉を聞いた事のある人は多いと思います

 

私も ある程度の年齢まで

神秘的な動物である猫ならアリなのかも…

と、思っていました

 

次回の「保護猫こども新聞」に取り上げ様と

色々 検索し、集約し、「これだな。」

と思った結果を載せます

 

「死後を悟り、飼い主に弱った姿を見せたくない」

「猫は誇り高い動物だから 最期はひとりで逝く」

そう言われたりしますが

人間以外の猫を含む動物に「死」の概念は

ないと考えられています

 

人間の様に

『あぁ、私 もう長くないかも…』とか

『もぅ、生きて行くのに疲れたわ…』とか思わず

 

動物達は“過去”を嘆いたり、

    “未来”を憂いたりしないで

【今】を生きています

 

では、何故 居なくなる(帰って来なくなる)のか

 

未去勢のオスはメス猫について行ってしまった

とも考えられます

稀に

人馴れしている首輪をしていない猫が

別のお家で飼われてしまったっと言う事も

ないとも言い切れません

 

でも、だいたいは

外にも出されている飼い猫が

出先で怪我をしたり、持っていた病気が悪化したり

との要因が考えられます

 

①交通事故に遭って亡くなってしまった

 若い猫の場合 多いと思います

 

②怪我をして動けなくなった(動かなくなった)

 猫は事故や喧嘩で怪我をすると

 静かで安全な場所で体力の回復を待ち動きません

 その間に亡くなる子もいます

 

③体力がなくなり帰れなくなった

 老猫に多いと思われます

 猫は、とても我慢強い動物なので、実は

 病気や加齢で衰弱していても

 その様な素振りを見せません

 そして、いつもの様に出かけて行き

 どこかで動けなくなり

 帰れないまま亡くなる事もあります

 

いずれにしても

大切な家族を見送れる様

完全室内飼いをお願い致します🙏

 

 

(おじにゃん)

 地域猫だった おじにゃん

毎日 通って来ていたけど

外で猫同士の喧嘩の声が聞こえると

何日も姿を見せず

良く代表が探しに歩いていました


数日後、びっこを引いて現れ病院へ

(何回行ったか・・・)

おじにゃんは どこかで回復するのをじっと待っていたのかもしれません

4年前、ひどい風邪を引いて生死をさ迷ったので

無理矢理 中に入れて

それ以来29Qでのんびり暮らしています

 

(かおるばーさん)

「庭に野良猫が来てじっとしている」そんな連絡が来て

知り合いのボランティアさんに走っていただいて

病院に運んでもらった かおるばーさん

発見された時は縁の下でうずくまっており

病院に着いた時は、意識がなく

低体温、低血圧のショック状態でした

 

でも、病院さんが頑張って下さり 回復

その後 半年を29Qでのんびり暮らし

先日 お空へ見送りました

もし、あの日 数時間でも保護が遅れたら

かおるばーさんは縁の下で息絶えたと思います。

 

地域猫のぐーちゃんもえんちゃんも

家に入るのは嫌がったけれど

最期は29Qで看取りました

 

誰にも知られず ひっそりと亡くなってしまう子が

減ります様に

📍4月2日㈰ 11:00〜16:00

しんわマルシェ

滋賀県米原市世継1167番地

親和農場

 

📍4月9日㈰ 10:00〜16:00

びわ湖わんにゃんマルシェ

滋賀県野洲市小篠原1000

アル・プラザ野洲 南駐車場

 

📍5月7日㈰ 11:00〜16:00

しんわマルシェ

滋賀県米原市世継1167番地

親和農場

 

📍5月14日㈰ 10:00〜16:00

ぼくらはみんないきている

春のびわこ譲渡会

滋賀県大津市におの浜1丁目1-20(ピアザ淡海)

びわ湖なぎさ公園ピアザ淡海前芝生公園

主催の皆様 宜しくお願い致します🙇🙇‍♀

皆様のご来場をお待ちしております🙏✨

3/12現在の情報です