おはようございます、かねこです。
かねこは小学生の頃、年度初め生まれの典型のようなお調子者で活発、なんでもできます!(何もできない)みたいな子供でして。兄がいることもあり、マセてて口が達者でちょいうざwみたいな。(本当によくお友達がいたと今では思います...)
小学生3〜4年くらいでしょうか。
ある日、お友達のひろき君が
「 次のテストで100点取れたら、新しいゲームソフト買ってもらえるんだ!」
とウキウキ顔。
え、なにそれいいな
早速、家に帰って母に交渉スタートです。
「お母さん、ひろき君が次のテストで100点とったらゲームソフト買ってもらえるんだって。私も100点取るからゲームソフト欲しい。」
母(家事中)
「うちにそんなルールはありません。
よそはよそ、うちはうちです。
てかあんたゲームほぼしないじゃん笑」
ガキンチョかねこ
「 でもずるい!なんかご褒美ほしい!うちは頑張っても褒めてもらえない家なの?」
母(意識はほぼ洗濯物)
「 いつも褒めてるじゃない。そもそも、なかなか100点取れない子が100点取るのと、かねこが100点取るのだと頑張り度合いが違うでしょ。」
かねこ(不服)
「えー、100点取ることがそもそも偉いんじゃないの?そんなの、いつも100点取ってる方が損になっちゃうじゃん。」
母(めんどくさそう)
「ご褒美のために100点取るくらいなら、0点でいいよ。勉強なんかしなくてよろし。お母さんはかねこが0点でも全然困らないもーん。」
くッッッッ(それはプライド的に無理)
母(少し真剣)
「あのねぇ、かねこ。かねこは人から何かをもらうために100点を取りたいの?100点がそんなに偉いの?何のために学校でお勉強しているのか、なんのためにテストがあるのかよく考えなさい。」
かねこ(往生際悪し)
「...はい。でも、100点以上はないんだから私はすごく頑張りたくても無理じゃん。先生にもお母さんにも頑張ってるのが伝わらない。不公平じゃん。」
母(もう意識は洗濯物)
「100点以上の価値は本当に出せないのかな?問題とか終わったあと、どうせ暇してるんでしょ。何かもっとできることがあるかもね。」
母
「あ、本当にゲームソフト欲しいなら普通に買ってあげるよ。マリオ?ポケモン?」
かねこ(惨敗)
「....ほしくない。」
※かねこ、別にゲーム好きじゃないです笑
カンカンカーーーン
こうして、ガキンチョかねこの交渉は、大敗北にて幕を下ろしたわけです笑
でも、それ以来、私はテスト用紙の裏側(白紙)を埋めるようになりました。
算数なら、テスト範囲に関連する自作の問題を書いてそれを解いてみたり、先生に出題したり。
社会なら、都道府県名を答えるテストで県庁所在地や知ってる名産品を書いてみたり。
国語なら、テスト問題の中の文字を拾って四字熟語を作ってみたり、自作の物語を書いてみたり(恥)
うざかっただろうなぁ....
今思うと先生たちに本当に申し訳ない。
相変わらずテスト勉強は特にしていなかったけれど、テスト裏に小ネタをたくさん書きたいから、日常的に本やインターネットで色々と調べ物をするようになりました。
問題を考えて、それを先生が解いてくれるのもとても楽しかったです。
こうなってくるともう、テストが毎回自分の発表会のように思えて(母が伝えたかったことはそれじゃない笑)、テスト大好きでした←
そっちに夢中になりすぎて本試験の方の点を落とすことも多くありましたが、そんなのどうでもよかったです。母も「ウケる」と笑っていました。
自己陶酔うざテストを提出するようになってしばらくしたある日、社会のテストで括弧書きの(120点)がもらえたんです!!
正式な評価は100点なんでしょうけれど、嬉しかったのを覚えています
私、昔から承認欲求めちゃくちゃ強いんですね笑
教育的に母の対応が正しかったのかはわかりませんが、少なくとも私にとっては学ぶことの意味を考えるきっかけになりましたし、学ぶ楽しさを知るきっかけにもなりました。
(結果、死ぬほど調子に乗ったけどw)
母は偉大。
私の性格をよく理解し、導いてくれたなと思います。