日本橋 『ビストロ 石川亭』
【料理】★★★★ 【雰囲気】★★★☆ 【料金】★★★★☆ 【サービス】★★★☆
再開発が進む丸の内に比べ、再開発が遅れている日本橋。
1673年に『三井越後屋呉服店』が開店し、江戸時代の商業の中心地であっただけあり、
所謂〝老舗〝が多いために、再開発をまとめあげるのも一苦労なんでしょうね。
しかしながら、流石に〝老舗〝と言うだけでは時代遅れとなってきていて、お世辞でも
買い物エリアとして認知されているとは言い難いのが今日この頃。
その日本橋の〝再生〝をテーマに地域のシンボル的ディベロッパー三井不動産が
手掛けるのが〝日本橋東地区再開発〝。
昨年10月、再開発第一弾として「日本を賑わす、日本橋」をテーマにオープンしたのが
『COREDO 室町』です。
テナントには創業300年を超える鰹節老舗『にんべん』等、歴史深いテナントを揃え、
内装はパークハイアット・ハイアットリージェンシー・グランドハイアット等の空間を
手掛けた、世界的店舗デザイナーである㈱スーパーポテトの杉本氏が担当し、
まさに〝歴史モダン〝というのにふさわしい素晴らしい空間に仕上がっていました。
2007年10月に埼玉県越谷市から東京・神田に進出した〝カジュアルBISTORO〝。
シェフは東京會舘で修業を積んだ後、アークヒルズなどで経験を積み独立。
〝普段の材料で奥さんが、出来そうで出来ないもの〝を提供することをコンセプトに
飾らないBISTOROの形態が人気のお店。
ランチの時間になるとその味を求めて多くの人が列を作る人気店。神田での絶大の
人気を買われて今回歴史ある日本橋〝CORED室町〝に進出しました。
ランチの時間帯はいつも行列ができているので、この日は午後1時過ぎに訪れましたが、
ヤッパリ人気店は違いますね・・・・この時間でも行列ができていて、チョッと待つことに。
エントランスにあるメニューボードには魅力的なメニューの数々が。。。
ランチコースは【前菜】+【主菜】+【珈琲or紅茶】で1,100円ととってもリーズナブル。
しかも【前菜】、【主菜】共に、毎回7~8種類のメニューから選べるプリティクス方式。
この日はメニューにあった大好物の〝鶏レバー〝のムースをチョイスしました。
どの【前菜】でも、かなり×2ボリュームある生野菜が添えれれています。
鶏レバーにはレーズンが入っていて、レバーの濃厚さとレーズンの酸味との調和が
抜群!!で、何とも言えないネットリとしたレバーの食感が癖になる一品。
これ、レバー好きの方には文句なしにお勧めできる一品です。
一目見ただけで料理の素晴らしさが伝わってくる、鶏モモ肉の煮込み。
煮込みと言いながらも、皮面はシッカリと焼いていてパリパリに仕上げています。
モモ肉だけに、歯応えは少しシッカリ目。
フランス家庭料理の〝カスレ〝を添えていながらも、完成度の高い料理に仕上げている
ところが、お手軽人気BISTOROといった感じです。
『BISTORO石川亭』の人気料理の一品。
まずは、ただただこの丸々としたボリューム!!に驚かされます。
見た目はとっても豪快ながら、今や辛口美食家として有名な「来栖けい」さんの本で
紹介された名物料理。
ハンバーグの中に粗刻みにしたキャベツを混ぜているところがとっても新しい。
表面は焼き過ぎないように丁寧に焼かれていて、キャベツの甘みと牛肉・豚肉から出る
脂の風味、デミグラスソースとの相性が抜群。
決して繊細ではないけれど、脳裏に残る〝満足感〝が癖になる、思いで深い一品でした。
--shop data--
所在:東京都中央区日本橋室町2-2-1
電話: 03-6225-2010
営業時間:11:00~16:00(LO15:00)
17:00~23:00(LO23:00)
定休日:無休
≪最後に≫
ビストロである為、決して手の込んだ料理があるわけではありませんが、
とっても庶民的でありながら、チョッとだけプロの技を入れるとことで、
毎日でも食べたい料理を実現している同店。
〝普段の材料で奥さんが、出来そうで出来ないもの〝を提供することを
コンセプトにしているのがとっても良く判ります。
店内のテープルピッチが狭いので、少し窮屈に感じるかもしれません。
ランチはとにかく人気のお店なので、時間に余裕を持って訪れてみては如何ですか。
ビストロ石川亭 COREDO室町店
(フレンチ
/ 三越前駅
、新日本橋駅
、日本橋駅
)
昼総合点★★★★☆ 4.0