『Ristorante La Barriqu (リストランテ ラ・バリック トウキョウ) 』
味 ★★
雰囲気 ★★+
料金 ★★
サービス ★★
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今や東京一の人気店となった『リストランテ ラ・バリック トウキョウ 』。
最寄駅が有楽町線・江戸川橋駅と決して場所に恵まれている訳ではないのに、
予約は数ケ月待ちという大人気店に。
予約を入れてから2ケ月経っての往訪に、自然と心が高まりました。
昭和初期に建てられたという日本家屋をレストランにリノベーションした店舗は、
まさに〝和洋折衷〝といった雰囲気に仕上がっていました。
店名の『ラ・バリック』とは、フランス語で〝ワインを熟成させる小さめの樽〝の意味。
オーナーソムリエである坂田氏がソムリアとして活躍していた、イタリア・トリノにある
ミシュランの1つ星名店『ラ・バリック』から貰った名前だとか。
イタリアンを楽しむ空間にリノベーションしながらも、欄間飾りなど日本家屋の伝統も
取り入れており、とっても居心地の良い空間へと仕上がっていました。
北海道産の帆立に和牛の背脂を巻いて焼いたものに、甘さが強い北海道産の
ジャガイモをチップスにしたものとペースト状にしたものを添えた一品。
いつも思いますが、北海道産の帆立ってなんでこんなに肉厚なんでしょうねぇ。
良質な和牛の背脂とジャガイモのの甘みが、程良いアクセントになっていました。
今が旬のホワイトアスパラガスを軽くソテーし、卵黄で作ったラヴィオリを添えた一品。
ラヴィオリにナイフを入れると、なかから絶妙の固さに揚げられた卵黄がユックリと
流れ出してきました。
濃厚な卵黄と、ホワイトアスパラガスの甘さが絶妙に混ざりあった、
季節を感じる一品でした。
トマト風味のソースで柔らかく煮たトリッパ(=牛肉の第二胃袋)をグラタン風味に
仕上げてミントを散りばめた一品。
オープンでユックリと焼きあげられた内臓は柔らかく仕上がりながらも、独特な食感は
程良くのこっており、ミントの爽やかな香りがとても良いアクセントになっていました。
『キタッラビアンカ 仔羊のラグー』
卵黄を使用せず卵白のみで練り上げ、琴の様な機械(キッタラ)で切る、南イタリア・
アブルッツォ州の郷土料理であるパスタに、仔羊のラグーと、ペコリーノ、パルミジャーノ
といった2種類のチーズを合わせた一品。
ジビエ好きの私には、もう少し羊の風味を残した方がいいと感じましたが、旨みが凝縮した
見た目には想像できない軽やかなパスタに仕上がっていました。
『キノコのタリオリーニ』
歯応えがシッカリとしたあわび茸と、香が心地よいやなぎ茸を使ったタリオリーニ。
シンプルでありながら、キノコの旨が絡まったタリオリーニは、メイン料理の前に
食すには丁度いいテイストに仕上がっていました。
『馬ヒレ肉のロースト バローロソース』
メインにチョイスしたのが馬ヒレ肉のロースト。
熊本県産の馬肉のフィレ肉を、オーブンで40分以上かけてをジックリ・ユックリとローストし、
少量のペッパーと岩塩で味付けした一品。
イタリア北部の州、ピエンモンテ州で作られる高級ワイン『バローロ』で作られた、少し渋く
濃厚ソースが、肉の旨みを極上のレベルまで曳き出していました。
『パッションフルーツのジュレ』
パッションフルーツの何とも言えない酸味と、ヨーグルトの爽快さが癖になる一品。
少し重めのコースを〆るのにもってこいのドルチェでした。
これ、この季節にはかなり癖になりますよ。
エスプレッソで作られた一口大に切り分けられたゼリーに、マスカルポーネチーズと
コーヒーシャーベットかけた、全く新しいティラミス。
全体をスプーンで掬って食べると、口の中に全く新しい世界が広がります。
このティラミスを食べるだけでも、このお店に訪れる価値が大です。
--shop data--
店名:『Ristorante La Barriqu (リストランテ ラ・バリック トウキョウ) 』
所在:東京都文京区水道2-12-2
電話: 03-3943-4928
営業時間:11:30~13:30(L.O) ,18:00~22:00
定休日:水曜・第2火曜日
≪最後に≫
全国でも1、2を争う名店となった『Ristorante La Barriqu 』。
料理の創造性と味は、その人気を裏切らないレベルでしたが、事前の期待が
大きすぎた為か、〝大満足〝とまでは至りませんでした。
それが、サービスであるのか、コストであるのか、これと言った理由はありませんが、
レベルが平均的に高いが故の事でしょう!!
奇をてらった料理や華美過ぎる空間を売りにするお店が多いですが、
〝絶対に外しの出来ない〝とても大切な時間を過ごす際に是非訪れてみてください!!
とにかく予約のとれないお店ですので、少し余裕をもったスケジューリングを
たてる事をお勧めします!!