八丁堀 『炉とマタギ』
八丁堀駅から少し歩いた住宅街にある『炉とマタギ』。
最近フラット歩いていて見つけたお店ですが、昭和に建てられた
古い日本家屋を改装した店舗は、鹿の燻製や馬の皮が飾られていて、
まさに〝マタギの家〝って感じで、人を引き付ける雰囲気があります。
茅場町『hinoban』や水道橋『仕事馬』の姉妹店である『炉とマタギ』。
都内を中心に自社運営店舗5店を持ち、店舗プロデュース等も
手がけている㈱スパイスワークスの新店舗です。
店名に〝マタギ〝と入っているだけあって、料理はイノシシ肉や鹿、
馬肉などの、まさに〝ジビエ〝中心となっていましたが、鶏や魚など
他の素材で作られた創作料理も豊富に揃っていました。
1階はカウンター席が中心で、2階は半個室と10名程度のグループ
利用ができる大テーブル席も用意されていました。
特に、スペース中央がオープンキッチンになっていて、店員さんが
調理している姿や熱気を感じながら料理を楽しむ事が出来ます。
お通しで〝おでん〝ってのも、カナリ珍しいですね。
キリンビール本社が直ぐ近くの八丁堀だけに、銘柄はキリンかな。
ビールジョッキもお店オリジナルで凝ってていいですね。
大好物の鴨肉をオーダー。
肉質はとっても滑らかで、表面の焼き具合も絶妙。
噛む毎に溢れ出てくる濃厚な旨みが、焼酎やワインとよく合います。
秋田の郷土料理、きりたんぽ。
ヤッパリ〝マタギ〝が似合うのは東北地方でしょうか。
かすかに感じる柚子の酸味と苦みが、炭火で表面をカリカリに
焼きあげられた、御飯の香ばしさと食感と混じり合って、
食欲をそそる一品に仕上げられていました。
極限までに焼きあげられた石焼釜の中で、石焼ビビンバの様に
スプーンで混ぜ合わせて、美味しさを高めていきます。
濃厚な味のチーズが、焼飯の旨みをコーティングして、その味を
最大限に高めていました。
プリンを凍らせた〝カタナーラ〝にイチゴと生クリーム、餡が
添えられた、まさに甘党の自分には夢の様なドルチェ。
表面を少し焼きあげた〝冷凍プリン〝の食感は、新たな発見でした。
≪最後に≫
八丁堀という決して恵まれた場所ではありませんが、この素晴らしい
雰囲気を維持していく為には、必要な要素なのでしょう。
ハキハキとした元気な対応と、帰る際、外で最後まで見送ってくれた
スタッフのサービスには、とっても好感が持てました。
〝マタギ〝料理を楽しみたい時に是非訪れてみては。。
--shop data--
店名:『炉とマタギ』
所在:東京都中央区八丁堀4-13-7
電話: 03-3553-3005
営業時間:11:30~14:00、17:30~24:00
定休日:日、祝