桃太郎にはいろいろな説があるようで

遡れば神話の時代のお話であり、そこ

から枝分かれして、いろいろなお話が

できたとか。

桃から生まれて、猿、犬、雉たちを

連れて鬼退治とまあ、これがいちばん

おなじみのお話ですが。

こんな説もあります。

 

昔、昔、あるところにG様とB様が

住んでいました。G様は山にまじない

修行に、B様は川へ洗濯に。

「あのジジイ、私が若い頃は、毎晩、

私を求めてきたのに、今では見向きも

せんわ、ただの洗濯女と思っちょる」

B様は、そんな愚痴を言いながら洗濯

をしておりました。そこへ上流から、

スイカほどもあろうかという、それは

大きな桃が流れてきたのです。

「おお、なんと大きな桃、なんと良い

香りなんじゃ、こりゃたまらん」

B様はそそくさと家に帰るとその桃を

食べました。

 

「な、なんだ、どうしたことだ、体が

暑い!」

ふと我に返るとB様は若い頃に戻って

おったそうな。夕方になりG様が家に

戻ってくると、事情を話し、その桃を

G様が食すると、なんとG様も若さを

取り戻したと。若い二人が一つ屋根の

下に暮らせば、やることは1つ。

 

B様は男の子を産み、その子に桃太郎

という名をつけました。桃太郎はスク

スクと成長し、マザコン男になったの

でした。「おっ母、おっ母」とB様に

抱きつき、B様も「桃太郎や」と、

2人は、いつもベタベタとくっついて

いました。

「お前はいつまで、おっ母に甘えて

いるんだ、いい加減にしろ!」

G様は鬼の形相で桃太郎を叱ります。

 

「桃太郎、酒を買ってこい」G様は

桃太郎に買い物を言いつけ、桃太郎が

でかけるとG様はB様を押し倒します

そんな二人を、桃太郎はこっそりと

覗いていたのです。

 

桃太郎は父を嫌い、いつしか、それは

憎しみへと変わってゆきました。

「おっ母、俺はもう我慢できないんだ、

俺がいれば、あんなおっ父などいらん

だろう、おっ母は俺の方が大事だろ」

「そうだね、桃太郎、お前さえいえば、

あんなジジィなどいらんわいな」

2人はなんと、G様を〇してしまうこと

にしたのです。

 

「しかし、あのジジィのまじないは、

本物のようだ。まじないの力には同じ

まじないの力を使わなくては、・・・

生贄が必要だ!」

B様と桃太郎は犬を〇して、その皮を

剥いで身に着け、猿を〇し、川を剥ぎ

その皮で太鼓を作り骨は太鼓のバチに

しました。そして、雉を〇して、その

霊を呪文とともに風に乗せて放ちG様

を〇しにゆきました。

「なんだお前たち包丁とカマを持って

何をする気だ?まさか俺を!」

そう叫ぶとG様は印を結びました。

「なんだ、呪文が効かない」

「ジジィ、お前の呪文は封じてある

んだ、覚悟しろ!」

B様と桃太郎はそう叫びながらG様に

飛び掛かりG様を惨殺してしまったの

でした。

 

そしてB様と桃太郎は2人で幸せに

暮らしましたとさ。

 

とまあ、こんな説もあるようです。

 

いろいろな説があるようですが、

今から私がちゃんと仕事をしないと

いかんというのはだけは、絶対的に

間違いない説のようでございまふ。

(ノД`)・゜・。

 

仕事しよ!