何年前に買ったのか忘れました。
古いキッチンタイマーです。
 
新しいタイマーを買ってからは
私のベッドサイドで働いてくれていたタイマーです。
 
どんなふうに使っていたかというと、
目覚まし時計が鳴った後で
「あと3分だけ」とか
「あと5分だけ」と
オマケの睡眠をとるのに使っていたのでした。
 
こういう使い方でしたので
寝ぼけて床に落とすことも多くありました。
やがて、電池ボックスのふたなど、
部品の一部がどこかに行って見つからなくなり、
ガムテープで電池を押さえているといった
みすぼらしい姿になっていきました。
 
それでもちゃんと活きていました。
 
最近は、
それほど細かく時間管理をしなくてもいい生活になっていて、
ベッドの近くにタイマーが置いてあることすら忘れていたのです。
 
さて、
今朝、スマホ充電中に充電状況を見たら、
あと7分で100%になるところでした。
 
その時、なぜかふとキッチンタイマーが目に留まりました。
これはちょうどよい、と7分後に鳴るようにしました。
 
7分経って
ピピピッ、ピピピッ、と鳴り始めました。
そして「あれっ?」と思ったのです。
 
「ピピピッ」の音が、ところどころ小さい!
強弱をつけて歌っているみたいで心地よい!
 
「あっ、タイマーが歌ってるんだ」
私がそう思ったら、
そのあとは普通の鳴り方になって終わりました。
 
久しぶりに使ってもらえて嬉しかったのかな?
なんだかとても愛おしくなりました。
大事にするよ、タイマーさん!
また歌ってねo(〃^▽^〃)o