今日は日中初夏の陽気でしたね。
放射線治療5回目でしたが、気候が良いので毎日通うのも苦じゃありません。
それに、怪しげだと思いつつ友人の紹介だったので通っていた民間療法は辞めたので、少しは時間もできました。
医師でもあん摩マッサージ指圧師でもないのに患部を触られ、無料だからと時間無制限に付き合わされるのでお金を払うと言ったら1回5,000円ですって!
いやはや、1週間で辞めただけよかったと思うしかありません。
今でもこんなうさん臭い似非医療行為を行う人が、巷にいるんですね~。
さて、似非ではなく江戸時代の医療行為って、そもそも人体の内側もよくわかっていないで行っていましたよね。
それが医学書『ターヘル・アナトミア』を杉田玄白らが和訳したことで、だいぶ現代に近づきました。
この辺の話は、先月のNHK「英雄たちの選択」で「この本が日本を変えた!~杉田玄白“解体新書”誕生への挑戦」でも詳しく取り上げられていました。
『解体新書』として出版されたこの医学書の碑が、築地にあるんですよ。
小田野直武が描いた有名な挿絵
も石に刻まれています
が、写真じゃわからないですね。
この小田野直武という人は、サントリー美術館で開かれた「世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画」https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_5/display.html
という展覧会でその存在を知りました。
代表作は《不忍池図》
で、重要文化財にも指定されています。
なんかいかにもこなれていない洋画ですよね。
それが、独特の不思議な雰囲気を醸し出しています。
そういえば、サントリーが胡麻麦茶という特定保健用食品https://www.suntory.co.jp/softdrink/gomamugicha/product/
を出しています。
以前のCMは杉田玄白に扮した人が、高橋克実さんに向かって「私も解体(買いたい)新書」というダジャレをやっていましたっけ・・・。
まさかそれと関係して、サントリー美術館で『解体新書』の挿絵を描いた人の展覧会をやったわけじゃないでしょうが、ちょっとしたつながりがあって面白いですね。