こんにちは!ひのははです。
流行語大賞にもノミネートされた「筋肉は裏切らない」というセリフ。
ご存知、NHK『みんなで筋肉体操』の中で講師が発する言葉です。
録画したものを見ながらごく稀にやることがありますが、いや~、これホントにきついです。
筋肉というとミケランジェロの作品とかを想起しますが、日本美術からだとこちらじゃないでしょうか?
狩野永徳の《唐獅子図屏風》
この獅子の不自然な筋肉が目を引きます。
豪快に見せようと思って、かえって笑っちゃうといいますか・・・。
どこか、無言でストイックに筋トレをする『みんなで筋肉体操』の出演者が可笑しいのと重なります。
この《唐獅子図屏風》は、宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵しています。
ところで、がん治療に関していろいろと批判を浴びている近藤誠医師の『「余命3カ月」のウソ』を最近読みました。
がんになったら放置するみたいに曲解されていますが、そうではなくすごく真っ当な主張をされていると私は感じました。
抗がん剤には反対していても、放射線治療は勧めていますし。
この本の巻末に、こんなアンケート調査の結果が出ています。
「余命3カ月」と宣言されたら死ぬまでにしたいこと
その回答が、
・自宅でのんびり過ごしたい
・3カ月ごろごろする
というのがあって、驚きました。
もちろん人それぞれですが、のんびりしたり、ごろごろしたりは、あの世へ行ってからでもいいのでは?
私は教科書に載っている美術作品を、1点でも多く冥途の土産に見ておきたいと思うのです。
《唐獅子図屏風》は、その自分が使った教科書に掲載されている作品
の1つです。
これが、なんと5月3日(金・祝)から東京国立博物館で見られるのです。
特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品 ―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―」https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1942
この《唐獅子図屏風》は、19日(日)までの展示です。
びじゅチューンでも取り上げられています
が、絶対に本物を押さえておきたい作品です。