こんにちは!ひのははです。

ちょっと古いのですが、2009年に出版された『ウェブはバカと暇人のもの―現場からのネット敗北宣言』中川淳一郎著を読んでみました。

タイトルの通り、ブログなどは「一般人のどうでもいい日常」がつづられているとの主張です。

もちろん、そうした面もあるでしょう。

でも、昨日行った山種美術館で土田麦僊の《大原女》

 

の撮影を許可しているのも、実際にこの絵を見た人がウェブ上で拡散することを美術館側が期待してのことだと思います。

私も一人のアートファンとして、こうした美術館の意図を理解してお勧めしたい点を常に綴っていきたいと思います。

 

この本はウェブにしきりに書き込んでいるのは“暇人”だといっています。確かに病気療養中の私も暇人の一人です。

けれども、小林麻央さんのブログなど見ても、ブログで社会とつながっていることは闘病している人の励みになることは確かです。この著者に病人という視点はなかったようですね。

 

さて、昨日「桜さくらSAKURA2018-美術館でお花見!-」では、加山又造の《夜桜》という作品も展示されていました。

 

加山又造は、京都の西陣織の図案を作る家に生まれた日本画家です。

生い立ちが作品の華やかさにあらわれています。

山種美術館に入って正面にある《千羽鶴》(1977年)は、いかにも琳派の継承者という作品です。(作品の写真撮影は禁止なので、プレートだけ)

 

この加山又造のアート展「Re又造」https://rematazo.tokyo/

が4/11(水)から恵比寿で開催されるそうです。2004年に既に亡くなっている加山又造の「人生や作品の背景にある物語を知り、作品を鑑賞することで今までと違うアートの楽しみ方に触れてもらいたい」というコンセプトは新しい感じです。

 

山種美術館で桜をテーマに画家たちの競演を楽しんだ後、その中にいた画家の作品に別の機会でまた集中して触れてみるのも楽しそうです。\(^_^)/