多くの思い出をありがとう。
私の心の一部をサンフランシスコに置いて帰りましょう。
何が一番印象に残ったか?
色々見物をしましたが、やはりSan Franciscoといえば、Golden Gate Bridgeです。
特に、Marin Headlandsから見下ろす直下のGolden Gate Bridgeは絶景です。
Headlandsに登り、先端まで行ったところで突然目の前に現れるGolden Gate Bridge。
この感動は忘れられません。

HeadlandsからGolden Gate Bridgeを背景に久美代
せっかくだから、橋の上を歩いてみました。
風が強い日だったので、飛ばされそうになりながら、欄干から下の海峡を見下ろしました。
そして見上げれば、赤い釣り橋の塔がそびえています。
100年近くも前に、この偉業を成し遂げた人々に敬意を表します。

Golden Gate Bridgeの橋の欄干にしがみつく久美代
Golden Gate Bridgeから30分ほどでMuir Woodsという森に行くことができます。
Red Woodが聳え立つ公園です。
100メートル以上ある大木と、その根元のほこらなどを見ながら、谷沿いに1時間コース、2時間コースとハイキングできます。
街の近くにこのような森があるのは、驚きです。

Muir Woodsの木の上部
San Franciscoは日本人が多い街ですが、最近中国人が急速に増え、日本人の影が薄くなってきています。
そんななかでも、Japan Townでは、日本人がレストランなどの商売に励んでいます。
Japan Townの中心には国宝「姫路城」の模型が飾ってあります。
思わず、「日本よ、頑張れ!」と叫びました。
East Bayでは、UC Berkeleyにも寄よってきました。
門や、時計塔、近くの出店も、30年前と全く同じです。
ヒッピーが平和を叫んで、自由なはみ出し生活を送っていたあの頃。
「いちご白書をもう一度」のメンタリティーから全く進化していない。
時が止まっている感じを受けました。
頭が良い学生は多いのでしょうが、残念です。

UC Berkeleyの門の前で
そして、San Franciscoを離れる日が来ました。
最後の夜に行くところ。
それはやはり、街全体を見渡せるTwin Peaks以外にないでしょう。
ここから、街を見下ろし、5ヶ月間私を鍛えてくれたこの街に別れを告げたのです。

Twin Peaksの夜景を背景に私
最初の1ヶ月は、家探しと車の購入で、大変な思いをしました。
次の1ヶ月は、授業と研究のペースをつかむのに苦労をしました。
第3ヶ月目は、Silicon ValleyやStanford Universityなど、外部とのコンタクト、連携作りで奔走しました。
第4ヶ月目は、授業の一環でのDebate大会出場と、論文作成で神経をすり減らしました。
そして第5ヶ月目は、すべての予定が終了し、日本から久美代を呼び、旅行をしながらリラックスすることができました。
ドライブは900マイル以上。2週間で約1500キロを走りました。
車のない生活が想像できなくなりました。
様々な経験を与えてくれたSan Francisco。
この体験を、必ず次の教育活動に活かします。
ありがとう、そしてFarewell、San Francisco!