こんにちは、スウェディッシュマッサージiki(いき)の秋山妙子です。
スウェディッシュマッサージikiは
①筋肉をしっかりほぐす 「スウェデッシュマッサージ」
②深い悲しみに特化した「グリーフマッサージ(光の雨)」
③かたく、重くなったお腹をふっくらと明るく導く 「腸もみ」
④とろけるタッチで、深い癒しへ誘う「プレミアムヘッドスパ」(@大阪)
主に東京と芦屋、ヘッドスパのみ大阪の美容室で活動しております。
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8月15日、父が一人で暮らす田舎の家に家族が集まりました。今回は3人欠席の16人参加。今年は手伝いの人手が足りず、鰻を注文。息子夫婦も来てくれました。嬉しい。
母は13日から、私は14日の夜から父の家に入り、全力で掃除をしました。
そんな時父は、一人で座っているのがいたたまれなくなるらしくて、そろそろと立ち上がって何かを手伝ってくれようとする。
父は緑内障であまり目が見えない上に、耳も聞こえにくくなってきた。台所、寝室、和室にあるラジオの音が大きい。さらにテレビもつけたりする。父は割れた音や雑音は聞こえないらしい。
私は頭が痛くなっちゃうので、父に断ってから不要なラジオは消してしまう。
父に普通に話しかけると、たいていのことは「ええ?」と聞き返されるようになった。最初からゆっくり大きな声で話しかけないといけない。
「わたしが、ひとりで、はこべるから、だいじょうぶだよ!」
介護施設の人になったみたいだ。
その割に父は自分の話したいことはよく話す。
ここ2.3年から、皆が集まった中でも、座ったまま寝てしまうようになった。たくさん人が来て、疲れるだろうな。
「暇だから孫全員の誕生日を年齢順に手帳に書いたんだ」
細かい字でぎっしり書いてあった。
もう思うように字が書けないらしいけど、数字は好きみたいだ。
母とはまた喧嘩していたけど、少し間を置くと父が自ら譲歩するようになったので、母が拍子抜けしていた。
夕方、皆で一斉に片付けた。
父はもう、洗い物も、洗いカゴの食器を棚に戻すこともできなくなったので、最後の最後まて片付けて、父の普段の暮らしに完全に戻してあげないといけない。
暑すぎて、一日中座っているんだ。
などと言われると、父は4人も子供を作って育て上げたのに、今こうして田舎の大きな家に一人きりで暮らすなんて、私たち子供は父を見殺しにしているのではないか、と苦しくなる。
そんなときは、グズグズ悲しい想像をするのはやめて、すぐ父に電話することにした。
電話口の父は淡々としていて、私が勝手に空想する「寂しさを悲しむ独居老人」では無く、出来ることを父の時間でゆっくりこなしている、父という個性の生き物だ。
できることが減り、無駄なものが消え、ギリギリのバランスで本物の芯に近づいている感じがする。
父の動きや物言いには胸を打たれるし、自然の美に似たものを感じます。
畑は草むらになってしまった。
妹が「ショックだから見に行かない方がいいよ」と言ったけど見に行った。畑だった土地は、畝(うね)の気配も消えて、背の高い繊細な草がさわさわしていた。
孫が育ち、父は枯れ、そのうち息子の子供が生まれるんだな。やだなあ、そういうの。いかにも当たり前なことだけれども。
明るい大雨が降って、綺麗でした。
次は餅つき、お正月。
また元気で会えますように!
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ひとくちメモ
しとしとと降るあめ、無くなっちゃったね。
あと、夕涼みって言葉も、関東ではもう消えそうだ。あの風情。寂しいな。
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