勤務していたサロンが、閉店。就職活動して、勤務して、また閉店。

2年間で、5店舗、閉店しました。

私の存在が直接の原因とも思えないので、めげずに次に進んでいましたが、毎回次のサロンを探して、履歴書書いて、面接して。

さすがに5店舗目が閉店ともなると、そろそろ詰み感・・・・。

けっこうシビアに年齢制限のあるこの業界、この歳で、またまた、またまた就活するのも気が重い、重すぎる。

「もう開業したらいいのに!」と色々な方に明るく言われましたが、

厳しい開業運営状況をあちこちで聞くにつけ、わざわざ荒波に乗り出す勇気も大義名分も無く、

5店舗目のオーナーに「自分で50人指名持ってないと、開業したってやっていけないよ」と聞いていたの。50人なんて。無理すぎ。

燃え尽きた感の気力体力の回復を言い訳に人生の様子を見ていましたら、そんなある日。

青山一丁目、HONDAの裏のマンションで開業している友達に、

「もし開業するなら、ここ、まあまあいいわよ。超・激セマだけど」

と言われた。

まあ、駅チカだし、港区だし。

そういえばそうだねー、と返したらば、
空いてる部屋あるか、聞くだけ聞いてみたら?と不動産の某さんを紹介されました。

まあ聞くだけ聞くか、と電話してみたら、あっさり

「すんません、あそこは今、空室物件ないんですわー」
の返事。

まあ、そうだよな(そんなにうまくはいかぬものだ)、

と多少がっかりしながら別の用事で外苑前を歩いてるときに

なんとなく入った不動産に聞いてみたら

「あのマンションは、空いては即決、空いては即決、の繰り返しですから、うーん、なんとも言えませんね。調べてはみますけど。。。。
(パソコンかたかた)・・・あっ、ひとつだけありますね、
(電話して)サロン使用可だそうですよ。見てみます?」

と言われ、先の友達も付き添ってくれて、11階の1114号室に一緒に入りました。

床はタイルカーペットから木に改装済み。日当たり良好。(ただし激セマ)

「とりあえず抑えておきましょうか、ただし秋山さん、ちょーっと審査が厳しいかも、ですけどね・・・」

それもそのはず。私は現状、ほぼ無職。
担当の方に言われるままに、通帳の残高貯金額の写真を送ったり、なんだかんだしました。

(2020年補足)
その当時、大きな会社に勤務する彼を「婚約者」として同棲していたのも大きかった。
(まさか次の年に居なくなるとは 泣)

そしたら昨日、
「審査、通りました!普通だったら駄目だったと思いますけど、
私、がんばったんですよー!(褒めてオーラ)
秋山さん!!契約31日、家賃発生日2月1日でいかがですか?」

と連絡が・・・

(えっ)

文字通り、あれよあれよと風景が変わる。

私の意気込みはあんまり関係ないような・・・・妙な感じ。

夏、ボディボードで波にうまく乗れたときに似ています。

左右から激しい波音、ボードの上だけ凄く静か。

何かまっすぐな力で、一直線にどこかに進められていく感じ。

で、これから貯金が、

ちょうど「砂山の上の棒を倒さないように砂をとってゆくゲーム」

みたいに容赦なく減っていくのが怖い。


友達に「怖いからこそ、なんとかしてゆくんだよ!(稼げ!)」って言われました。

確かに、貯金がいつまでも減らなかったら、部屋だけ借りたまま、何もしないですね。

そんなわけで、開業の準備に入ります。

動き出したら、もうあんまり考えない(ようにする)。

開業日、価格など、詳細決まり次第、随時御連絡いたします。

変化を嫌う超保守(だと思っている)な自分がここまで連れて来られたことに驚きながら、

皆様とのご縁に、心より感謝いたします。






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